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淫徳のスゝメ
第6章 私が見た海の向こうの嘲笑のこと
「さぁ、スカートをめくってみせなさい。貴女がいけないのよ?色目を使ってきた女性は全員手篭めにするから、折角お仕置きしてあげたのに、反省もしないで何かぶっこめって、そればかり私にねだるから……」
「おおっ、そうなんですか!分かるなー、まづるさん美人だし、言い寄る女の子たくさんいても!」
「パートナーがサドッ気もあってマゾもいけて変態なんて、唯子さん退屈しないでしょー」
私はスカートをめくり上げて、パンティに片手を忍ばせてゆく。
麻酔にでも侵されたような恍惚が頭に広がり、それが甘いとろみになって腹を蠢いていた。
「ぁっ……唯子ちゃん、はぁっ、はぁ……」
挿れて。指、頂戴。…………
ポリーとゲルニカすら煩わしく思えてゆく。
唯子ちゃんと二人きりになって、今度こそ、ゲルニカの体液に濡れた彼女の指が欲しい。
「ぁっん!」
ローターを引き抜いたのとほぼ同時、この店の従業員にしては年長の女性が声をかけてきた。
「お客様、大変申し訳ございませんが……」
女性はここのオーナーだという。
彼女の話すところによると、ポリー達が話題にしていた団体客が、今日出勤している少女達全員を借り入れたいと要求しているらしい。
「私達は構いません」
「…………」
私も異論はなかった。むしろポリー達には席を外してもらいたかったくらいだ。
オーナーは、謝礼として伝票をゼロに書き換えた。そしてテーブル席には閉店まで居座っても問題ないことを私達に伝えると、二羽の蝶を連れて戻った。