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淫徳のスゝメ
第7章 私がつい経験した蜜月のこと
飛び上がるような疼痛が、私の乳首を苛んだ。クリップだ。
まづるは涼しい顔をして、どこからか引っ張り出したロープを私にかけてゆく。
「ぁっ……ぅぅ……はぁ、痛い……」
「痛いことしてるもん。一日中ヤッてなくちゃいけない子なんて、お仕置きだ」
「ああっ……あっ、ぅく……!あっっ…………」
まづるは、大切なペットを世話してでもいる手つきでロープの作業を進めながら、私にクリップも施していた。
ロープは私のうなじに交差した手首と乳房を挟んだ纏縛とを結束して、胴を這う亀甲に、開いた膝を関節から固定した。露出した性器の肉襞には、二つのクリップ。乳房の方は、まづるが最初にとりつけたのを含めて四つだ。
「六つ余っちゃった。姫猫がおいたをした人数分だけ、痛めてあげようと思ってたのに……」
私を抱き寄せたまづるの片手から、用をなくしたクリップがシーツに落ちていく。
「姫猫、こういうのが良いんでしょ?酷い人…………何で、友達なの。こんなにいやらしい身体をして、こんなに可愛い人となりをして、友達にしておくのをもったいなくさせるなんて」
まづるの指が私を滑る。まるで所有物を物色している風な指は、おりふしクリップに停まっては、私の肉を波立てる。
くにくに……くにくに…………
「あっああっ!あああっっ……」
「ふふ、良い顔。見てみなよ。溢れてきてる」
私はまづるの手許を見下ろす。
手鏡に映る私の秘境、肉襞の奥深くの穴が、どろりと粘液を吐き出していた。