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淫徳のスゝメ
第7章 私がつい経験した蜜月のこと
「暑いわ、脱ぐわね」
「きゃあっ、姫猫の淫乱!」
「ブラウスだけ?まだ暑いでしょ」
「そうね、これも外すわ」
たぷん…………
「きゃぁぁぁっっ」
私は、ブラウスに続いてブラジャーを投げ置いた。
下半身だけは隠したまま、今度はジェシカを子供騙しでないキスで塞ぐ。
物欲しげに綻ぶ唇を舐めて歯列を求めて、口蓋をゆるくゆるく撫で回す。時折、ジェシカの喉をくすぐった。猫をあやす仕草で彼女を愛でながら、唾液にまみれた肉厚の花びらを抱き込むと、ジェシカの方も私の口内を侵し始めた。
「んんっ、むぐ……はぁっ、んん」
じゅるっ、じゅるる……ぐちゅ……ずるっ…………
「ふんん!んっ、んんぅぅっっ……!!」
私の腰は、ジェシカの太ももをソファに押しつけながら円を描き出す。
ジェシカの指が私の乳房を包み込み、私の乳首をしごき始めた。
一同は、私達に注目していた。
まづるのパートナーらしからぬ娯楽に耽っても、あくまで今夜は私が主役で構わないらしい。彼女らは共犯のジェシカは咎めもしないで私ばかり糾弾し、私ばかり折檻したがる。
「いけない仔猫ちゃん。まづる、貴女のパートナー、ジェシカとディープキスして、乳首いじられてイきかけてるわよ」
「仕方ないわ、ここは可愛い子が多すぎる」
「まぁっ、貴女まで!」
「ポリー、ケーキ取って。アイシングドールはダメだよ、それ、姫猫と私がモデルでしょ?姫猫は、あとでゆっくり私が味わうから。そう、苺の入った、クリームたっぷりついてるとこね」
私がジェシカのシャツのボタンを外している後方で、まづるがポリーの唇からケーキの欠片を奪っていた。
ぺちゃっ、はむ…………
生クリームに汚れたまづるの唇が、すぐさまポリーに塞がれる。抱き合う二人はキスをして、もう私が振り返らなくても分かるほど大胆にじゃれ合っている。