この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
淫徳のスゝメ
第8章 私を競った愛達のこと



「姫猫」


 好き嫌いを咎められた仔猫のごとく、渋々稜に従っていたまづるの唾液の音が止んだ。

 私が黒目を動かすと、まづるが私を覗き込んでいた。


 ちゅ…………


 甘やかな花びらが私の唇に吸いついた。


 私は恋を知ったかぶった少女のようにまづるに応える。脳が酔い、キスが女の本能を伴うようになると、私は彼女の割れ目を侵している錯覚に導かれるようにして、その舌に私のそれを絡める。


「んん、んん!ん、は、はぁ、ん……っっ」



 私たちは競うようにして、互いの口内をくすぐった。

 触れるか触れないかの加減を保って、劣情を煽り立てんとしながら、極めて乱暴に貪り合う。


 ちゅる……じゅるっ、ちゅぱ……ぐちゅ……じゅるぅぅ…………



「姫猫の強欲……エッチ……。そん、な、美味しそうに舐めるなんて……昔の先生に跪いて、いやらしい音を立てるなんて……」

「まづるこそ、とても色っぽい舐めっぷりだったわ……」

「姫猫には敵わないよ……。見せてごらん、きっと貴女は酷いことになってる……」


 私達のキスを惜しんだ透明の糸が、各々の顎を僅かに濡らした。

 まづるの指が私を促す。私は、脚と脚の間の割れ目を見せる。


 くちゅ…………


 みだりがましい粘液の音がまづるの中指にまとわった。


「ほら……聞こえるでしょ……悪い子……。姫猫がこんな風だから、私まで変態扱いされたんじゃない……」

「あっ、ああ……はぁん、もっと……もっと触ってぇぇぇ…………」



 まもなくして、稜が私の肩を抱いた。

 私がまづるに跨って、彼女が私の性器を世話する。そして、稜が私の尻を掴んで、アヌスの穴を躾する。

 それが稜の提案だ。
/403ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ