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淫徳のスゝメ
第8章 私を競った愛達のこと
食卓で、私達はとりとめないはかなしごとから、極めて無益な昔話に花を咲かせた。
稜は、私の担任を受け持っていた時分から、いかに私が学校中の注目を集めていたかを自慢した。私は稜の家族でなければ、親族でもない。だのに、稜の調子は得意げで、彼女は私にとって振り返るにも値しない話題を延々と続けた。
良質な、手の凝った、見栄えだけのジャンクフードが食卓から消えると、私達はシャワーを浴びた。
私と稜、そして二人のメイド達。寝室に戻った私達は裸になった。
稜はアヌスが拡張されたメイドにあらゆる芸をさせて、私は微かな鞭跡の残った姉に、新たな生傷を刻んだ。私達の時間は愉快に過ぎた。稜に、時折、塞いだ面差しがちらつくのを除いては、私がまづるの不調を慮るのを忘れるくらいに。
私は仏野の屋敷にいた時に戻った心地にまでなった。
そして、ふと、メイド達の血肉の味を想像しては、彼女らをブーケに変えるにはいかなる粗相を捏造すべきか、また、いかなる体罰を与えるべきかまでを想い耽った。