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淫徳のスゝメ
第1章 私が淫蕩に耽るまでのこと
「舞さん……好きだよ……可愛い……」
「んっ…………ああっ……まづ、まづるさまぁっ……ああっっ……」
私は舞さんの乳房を吸って、乳首が赤くなるまで愛でた。
舞さんは舞さんであるだけで、否、既婚者は既婚者であるだけで、扇情的だ。
婚姻制度。
人間独自の独善的な文化について、私が疑問をいだいている人物にまみえた試しはない。
だから、彼らに代わって嘲笑うのだ。結婚というままごとを生真面目な顔で尊んで、更には戸籍の奴隷になった女達。彼女を、心の底から愛してやって、誠心誠意、正気に戻す。
舞さんのように、パートナーや子供を愛おしいと主張している人間ほど、私の愛着を深める。
第1章 私が淫蕩に耽るまでのこと─完─