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淫徳のスゝメ
第9章 *最終章*私が淫蕩に耽った末のこと


「悪い子……」

「はぁっ、はぁ、はぁ、はぁっ……」

「人間のように、言葉を話す価値もないわ。姫猫のような、ヴァギナに神経の集ったメスは、口を塞いで奴隷にでもなれば良い」


 稜は私の唇を開いて、タオルをこじ入れた。

 言語を封じられた口は、さらに半巾で蓋をされる。



 がりり…………


「んぐっっ」


 がりりっ……………


「んん!」


 乳輪から乳首にかけての間の歯型から、僅かな血が滲み出す。

 稜はそれをしゃぶりとって、指の腹で先端を撫でて、私の耳にささめいた。


「跪いて、お尻をお出し」


 私の視界を黒が覆った。


 アイマスクに手枷、足枷、次々と私の自由が奪ってゆく。その度に、稜は私に微弱ながら傷を課す。



 ひゅっ…………

 ビシィィィッッ……………

 ひゅっ…………

 ビシィィィッッ……………


 鞭が私を攻撃する。もとより赦しを所望しない私は、破裂せんばかりの苦艱に悲鳴も上げられないで、涙を溜める。

 稜は、おりふし鞭をたゆめて、手のひらを私の臀部に覆った。

 背中に稜の胸が被さる。引力に従順な私の乳房が彼女の片手にたぷたぷと揺れて、性器をまさぐるもう片方が、私の二穴を疼かせる。


 ビシィィィィンッッ…………


「んぐぐぐっっっ」





 スカーフとタオルが外れていった。

 私は悲鳴を発散させることなく、稜のキスに塞がれる。
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