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淫徳のスゝメ
第2章 私が享楽的親友に出逢うまでのこと

「お父様……お父さまぁっ…………んんっ、気持ちぃ……気持ちぃ……お父様のペニス好きぃ……熱くて濡れてて、ぶるぶる動くの……可愛いのぉ…………挿れて…………お母様の見てるとこで、姫猫のおまんこにペニスを頂戴ぃぃ…………っっ」



「姫猫!!」



 布を裂くような悲鳴が、私からお父様を引き剥がした。



 お母様はお父様に飛びかかっていた。


 全裸の女が、下半身を露出させた男の腕に抑えられる──…。



 バキィィィイっっ…………



 お父様はお母様の肩を掴むや、壁をめがけて投げつけた。

 お母様が跳ね返り、フローリングに崩れ落ちる。


 お父様の激昂は、鎮まらなかった。

 みるみる蒼白になったお母様を残忍な笑い顔で見下ろして、腕を掴み、塩水だらけの頬を殴った。左右交互に、おりふし歯が折れるような音がした。血の匂いが鼻を掠めた。お母様が何か話しかけても休むことなく、お父様はお母様がもがくのを押さえつけ、目の周りを禍々しい青紫の斑が囲うと、乳房を掴んで充血させた。


「やめて下さい!!むぐぐ……ああっ……どうなさったの!ひぃっっ…………きっ、姫猫が見てるわ……娘の前で、こんなことはやめて頂戴……」

「どうせお前はそういう女だ!!姫猫が大事だ?それ以前にお前の心配をするのだな!!それとも私に命乞いするか?」

「ええ!命だけは助けて下さい!私は貴方に殺されたりなんかしません!貴方に姫猫は任せられない……私をどんなになぶっても、私の命と、姫猫の純潔だけは保証して!」
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