この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
淫徳のスゝメ
第2章 私が享楽的親友に出逢うまでのこと


「お母様に何てこと!誰か!!山田さん!!村上さん!!お医者様を呼んで!!誰か!!」

「そこをどけ!!お前も潰れた顔にするぞ!!」

「訴えてやる!!」

「きよら。貴女の正しい訴えは、お父様の不正に敵わない」


 事実、私が有本さんに飼われるより以前は、お父様が美少女らの行方を濁していた。仏野の令嬢に雇われたが最後、消息を絶つメイド達。彼女らの身内が捜索願いを出せなかったのも、家宅捜査が行われなかったのも、お父様が工作してのことだったのだ。



「お母様……お母様ぁ」

 きよらは、聞き分けのない赤子のように泣き散らしていた。青紫の顔の女はきよらを抱き締め、「貴女は守る」だの「ごめんなさい」だの、鼻血まじりの濁声で強情を張っている。

「きよら。お母様は平気よ……もうじきメイド達がお医者様を呼んでくれるわ。貴女はあっちへ行ってなさい」

「いや……お母様……ごめんなさい……私が役に立たないから。お姉様を改心させることも、お母様の痛みを代わってあげることも出来なくて。だから、私、いじめられちゃうんだね。格好悪いね……お母様の娘なのに……お母様は、こんなに素敵な女性なのに……」

「きよら……」

「お母様……痛くない?痛いよね……。…──早く!!早くして!!」

「きよら。覚えておいて。貴女は心の美しい子。正しい子。どれだけ人に尊敬されても、どれだけお金があっても、神様は必ず見ているわ。きよらは、皆に優しい子でいて。思い遣りを忘れないで、周囲の人達のお話をよく聞いて。そうすれば、誰もが貴女を愛するわ。貴女は皆を愛し、皆は貴女を必ず愛する。きよらがお母様を愛して、お母様がきよらを愛しているのと同じにね」



 お父様が二人を怒鳴り、きよらを母親から取り上げて、十六歳の肉体を剥いだ。


 きよらの乳房は、煙草を当てた痕と思しきものがあった。
/403ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ