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淫徳のスゝメ
第2章 私が享楽的親友に出逢うまでのこと
「はぁっ……ぁっん……まづるさまぁ……んんっ、好きぃ…………お慕いっ、しております……んん!」
「そう。どれくらい好き?」
「狂おしいほど……一生、ここに繋がれて、いたいほど……」
舞さんの乳房のコットンパールは、ぴん、と尖っていた。
顔の系統はきよらに似ている。いかにも融通の利かない優等生気取りの女にありがちな容姿の舞さんは、そのくせまづるさんの唇に彼女自身からも舌を伸ばし、歯列をまさぐり、聞くに耐えない水音を引きずり出す。
「こんなところに繋がれてちゃ、仕事も出来ないし、家事も出来ないじゃない。大好きな家族に会えないよ」
「良いんっ……ですぅ……。ヒロくん、なんて……ネイル、しても気づいて、くれないしぃ……──ぁっ……赤より白が似合うって……しつこいしっ…………んんぅっ、やぁっ、そこぉ……」
「舞さんに白は似合わないよ。こんな淫らに燃えるんだもん。……私のために、SMクラブで勉強してきてくれたくらいだもんね?今日は、成果をたっぷり見せて」
まづるさんが舞さんの脚と脚の間を探りながら、その耳朶を唇に挟んだ。
どんな文字にも喩えられない高らかな音が、舞さんの官能を飛び出ていった。
まづるさんが私に指示した。
私は下ろしたてのカーディガンのボタンを外した。薄手の若草色の冷気除けが、淡いサーモンピンクの床に軽やかに降りる。続いてシフォンのブラウスに、この春トレンドの草原を写し取ってきた塩梅の、裾に近づくほど緑が濃くなるグラデーションの花柄スカート──…そして、出かけ際にメイドを呼びつけて膣内まで洗浄させた下半身を包んでいたパンティに、指をかけた。