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淫徳のスゝメ
第2章 私が享楽的親友に出逢うまでのこと





「はぁっ…………はぁっ、……ん……申し訳ありません!!打っていただく身でありながら、私は無礼な言葉を使いました!!」


 私が謝罪をクリアすると、まづるさんがクリップの除去を許可した。


 舞さんはクリップに重石を取りつけ、私の乳房の左右に各一回、クリトリスに一回、鞭を下ろした。私の局部を甘酸っぱく苛んでいた小さな性具は、最後に極上の痛みを残して落下した。



「う"ぐっ」

 頂の充血した左乳房が、舞さんの片手に掴まれた。五本の指の間から、不恰好に肉がはみ出る。


 むにゅ……むにゅ…………

「ぁっ……ぁっ……」

 むにゅ……むにゅむにゅ…………

「んんん!はぁっ、あんっ、……」


 ぴちゃっ…………とろっ、ちゅ、ちゃぴっ…………


 私の脚と脚の間から、猥褻な水音が立ち出した。

 舞さんが、さっき私にまづるさんがしたのと同じ要領で、秘境を探り出したのだ。


「洪水ですね」

「ええ、……んっ……」

「お尻、猿の顔面みたいに真っ赤だこと……。まづる様のご覧になっている前で…………はしたない身体のどこ一つ隠さないで、こんな格好で打たれることが、濡れるほど気持ち良かったんですか?」

「ええ……」


 舞さんは、私を商売女呼ばわりした。


 打たれて法悦するのであれば、望み通り乳房の方もいじめてあげます。


 宣言通り、舞さんは私の乳房も染め上げた。


 私は喘ぎ、叫び、涙を流した。これは全治一週間では済まないかも知れない。



 自尊心までおとしめられてゆく絶望に、昂ぶっていた。
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