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淫徳のスゝメ
第2章 私が享楽的親友に出逢うまでのこと
かつて私を破瓜の苦艱から掬い上げた、蓮美先生の指とは違った。
まづるさんは、私の泉門を確実に突いた。
切なく収斂する私の内部をくまなくこすり、貫いては引き抜いて、引き抜いては貫いてを繰り返す。激しくこまやかな蹂躙だ。たわやかな女の指は、まるで別人のそれのように私の膣内(なか)で振動する。
「あっ…………ああっ……あんっ!まづるさん!そこっ……イイっ……あああっっ……イクぅっっ……」
「イッて……姫猫さん……貴女みたいな人初めてだ…………さ、……」
「あ"あ"あ"ぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー!!…………」
まづるさんの優しさに、私がそれまで味わってきた強圧的なものはなかった。
強引な快楽。
私を銀白色にさらうのは、それに他ならなかったのに、あくまで私を尊重していた。
舞さんにキスしていた時の彼女のように、まるで恋人に施すように。
私は何度も気を遣った。
まづるさんは私をソファに下ろすと、可憐な洋服を脱ぎ捨てていった。
私の胸奥に、久しく憶えなかった羞恥が疼いた。まづるさんは、私が目のやり場をなくしているのにも気づかない風に、みるみる下着まで除いていった。
現れたのは、想像以上の女神の裸体だ。
「さっきのを見て、濡れちゃった。舞さん。……打って」
労働階級の女の手に口づけて、まづるさんは、その綺麗にカラーリングされた爪に吸いついた。舞さんの身体の凹凸(おうとつ)を探って、滑り落ちるようにくずおれる。