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わたしはショートケーキが嫌い
第2章 ダークヒーロー
「そう、これはあんたのだ」
騒ぐパパに男はそう言うと、一瞬の隙をついてパパの口に入れたーーー切断したパパの陰部を。
ああ、この男は可哀想に思ったからパパの陰部を取り出したんじゃない。
「自分のちんこフェラする気分はどう?気持ちいい?」
パパを痛ぶり侮辱する為に取り出しただけだ。
「んー!!んっんーーー!!」
「んな苦しそうに叫ぶほどデカさないでしょ?デカさもなきゃ硬さもないクソちんこ」
男はパパに蔑み虐める暴言を楽しそうに、でも憎々しそうに浴びせながら陰部をパパの口に出し入れする。
段々と出し入れするスピードが早まり、パパは目をこじ開け苦しそうに口から涎を垂らしていた。
「んー!んーーー!」
助けを求めるように私を見て手を伸ばすパパ。
私はタオルから香る優しい柔軟剤を嗅ぎながらその光景を見ていた。
チュパッと涎が跳ねた音と同時にパパの口から陰部が抜かれ、パパは嗚咽をついていた。
自分のものを咥えさせられたんだ。
きっと想像を絶する苦しみと羞恥だろう。
けどねパパ?
「ざまぁみろ」
口から漏れた言葉は娘の口から漏れるはずのないひどい言葉だった。
私の言葉を聞いたパパが嗚咽をつきながら泣いていた。
肉体的痛みと精神的痛みに泣いていた。
「な〜に泣いてんの?あんたフェラ好きだろ?」
「うっ、うぅ‥‥」
「被害者面すんなよ変態野郎」
そう泣くパパに男は言うと、玄関にぶん投げられた刃が血まみれのハサミを拾い上げチョキチョキ音をたてた。
よく見るとハサミには血だけじゃなく、肉のような塊と縮れた毛が付いていた。
あのハサミでパパの陰部を切断したのか。