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わたしはショートケーキが嫌い
第5章 はじめての宗教
「‥‥‥パパに変なことされ始めたのは私がまだ12才の時。ちょっと胸が膨らみ始めた時よ」
それは、初耳だった。
「夜中に私の部屋に来てベッドに潜り込んできたパパは私のパジャマを上だけ脱がせると、まだ小さな私の乳首を指で挟んで遊び、舐めた」
そんな小さな頃からだったなんて。
僕は絶句し、頭が真っ白になった。
「それから行為はどんどんエスカレートしていったわ。股に指を入れられたのも、股を舐められたのも、フェラさせられたのも、69もその歳でやらされた」
「‥‥‥‥‥」
「そして13才の時、挿れられたわ」
ゾワッとした。
こんなに嫌にゾワッとしたのははじめてだ。
僕は何も言えずただ黙って話せなかった。
「痛くて仕方なかった。けど、パパは気持ちよさそうに喘ぎながら何度も何度も私を犯した。体位も変えて何度も何度も。そして私の中に出したわ。その日からパパは私を犯す時は中に出したわ。私が妊娠しないようピルを飲ませて。そして私を犯す日は決まって買ってきてたの」
「ショートケーキ‥‥でしょ?」
ポロッと、涙が美咲ちゃんの両目から零れ落ちた。
それは悲しそうに涙を流していた。