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わたしはショートケーキが嫌い
第10章 盲目的な愛情は身を滅ぼしかねない
そして思い知る。
好奇心ほど愚かで恐ろしいものはないと。
『あっ!気持ちいい!ああ!』
『うっ、あっ、あっ‥‥』
『ママの中に出しなさい、慶太』
AV、成人雑誌、エロ漫画。
そんなもの生温い。
本物はあんなものよりももっと‥‥‥
『ママと一緒に行こうね慶太』
『あっ‥‥』
グロテスクだった。
太く膨張した慶太のペニスが膣に出入りしている。
膣は慶太のペニスが入るたびに捲れて生き物のように見えた。
そして最もグロテスクだったのは、
『ママの中に!あん!』
慶太のペニスを受け入れている膣が慶太の実の母親という事だ。
見てはいけないものを見た。
これは、近親相姦。
禁忌だ。許されることじゃない。
何より慶太の顔が苦しそうで、泣いていた。
助けなきゃいけない。
助けなきゃ。
なのに体は動かない。
視線も逸らせない。
土台に固定された石像のように固まっていたら、慶太と目が合った。
慶太は目を見開き驚いた顔をしていたが、与えられる強制的な快感に顔を歪めすぐに泣き顔に戻った。
そして俺に手を伸ばし口を4回動かした。
た す け て
間違いなくそう言っていた。