この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
帝警備淫夢譚
第4章 矢上マユ、覗いて果てる
VTRの確認を終え、異常ナシを上司に告げた。
体が重い。帰ろ。
会社を出ると美和からの電話。
スマホの画面に触れることを一瞬躊躇してしまう。
けれど誘われるがまま、結局、美和とディナーに行った。
入社前に色々教えてほしいことがあって…と言われれば、断るわけにもいかない。彼女が入社するのは私の会社なのだから。
何事もなく食べ、飲み、過ぎていく時間。
入社前の相談なんて最初の数分でおしまい。
あとはお酒が入っての大人女子トーク。
そしてあの一言。
「私、カレとのセックス、ずっと演技してるんだよね…」
本当に?私、見たんだけど。とは言えない。
けれど、彼女の話はどうやら本当のことみたいだ。
カレ、あんなに太いのに?私なんて、ひとりでしてイッたのに?私の旦那なんてもっともっと淡白なのに?
私のセックスって何なんだろう…。
そんな迷いが、その後の私を数奇な運命に誘うとは、この時は思いもしなかった。
・・・
ともあれ、あれからも美和とは仲良し。
最近会社の近くに住みはじめたから、終電が過ぎれば泊めてもらう。
カレの話も時々出てくる。その度に私は下半身をジュンと濡らすのだけど、そのことを美和は知らない。
ちなみに美和は、カレにもっと上手になってほしいんだって。早漏気味なのが寂しいと。
確かに、あの太いので長い時間突かれたら気持ちいいだろうな…。
じゃあ、私は?旦那に上手くなってほしいの?
違う。そこは明確。旦那のことは心から愛してるけど。
それでも望みが叶うとしたら、“あの人”ともう一度したい。“あの人”と。
その想いは、美和の情事を知ったことで一段と燃え上がってしまった。
体が重い。帰ろ。
会社を出ると美和からの電話。
スマホの画面に触れることを一瞬躊躇してしまう。
けれど誘われるがまま、結局、美和とディナーに行った。
入社前に色々教えてほしいことがあって…と言われれば、断るわけにもいかない。彼女が入社するのは私の会社なのだから。
何事もなく食べ、飲み、過ぎていく時間。
入社前の相談なんて最初の数分でおしまい。
あとはお酒が入っての大人女子トーク。
そしてあの一言。
「私、カレとのセックス、ずっと演技してるんだよね…」
本当に?私、見たんだけど。とは言えない。
けれど、彼女の話はどうやら本当のことみたいだ。
カレ、あんなに太いのに?私なんて、ひとりでしてイッたのに?私の旦那なんてもっともっと淡白なのに?
私のセックスって何なんだろう…。
そんな迷いが、その後の私を数奇な運命に誘うとは、この時は思いもしなかった。
・・・
ともあれ、あれからも美和とは仲良し。
最近会社の近くに住みはじめたから、終電が過ぎれば泊めてもらう。
カレの話も時々出てくる。その度に私は下半身をジュンと濡らすのだけど、そのことを美和は知らない。
ちなみに美和は、カレにもっと上手になってほしいんだって。早漏気味なのが寂しいと。
確かに、あの太いので長い時間突かれたら気持ちいいだろうな…。
じゃあ、私は?旦那に上手くなってほしいの?
違う。そこは明確。旦那のことは心から愛してるけど。
それでも望みが叶うとしたら、“あの人”ともう一度したい。“あの人”と。
その想いは、美和の情事を知ったことで一段と燃え上がってしまった。