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帝警備淫夢譚
第11章 松葉昴司、鬼教官と再会す
俺や有田は、新人時代に彼の指導を受けた。
地獄という言葉が相応しく、帝大学でも厳格な訓練を積んできたはずの同期半数がリタイヤした。しかし、昼間に同じ訓練を受け、血を吐くような思いをしていたはずの同期の女は、たったの一人もリタイヤしない。
女は男よりも根性がある…のかもしれないが、元々3割しかいない女が一人も辞めずに、男ばかりが辞め…ついに同期の男女比は逆転。

男女の扱いの違いと言えば一つだけ。

女にのみ、教官直々のマッサージがサービスされる。
数日に一度まわって来る自分の番のマッサージを女は楽しみにしている?していない?
そのことは俺たち男の同期の間で度々話題にはなったものの真相は闇の中だった。
もっとも、教官にマッサージしてやると言われても、俺たちは必死で断っただろうが。

「ただし、復職して頂くのは今回の山を解決させてからです」

「よっしゃ!んで、俺は例の工場に忍んで何をすれば良い?」

「…とりあえず、先に内偵している帝警備の調査員を気づかれないようにサポートして下さい」

矢上マユの写真を見せる。見せたくなかったが…。

「…ほえ~。ラッキーやの~」

「彼女にセクハラはダメですよ」

「分かっとるわ!死地に入ってそんなことはせん!尻くらい触るがな…」

先に内偵しているマユに知られれれば、彼女は帝警備に確認をとらねばならなくなる。それ自体無用なリスクであるし、そもそも俺たちは帝警備の社員ではない。あくまでも有田の独断。存在を知られることは、現場にいる彼女を混乱させかねない。

「あくまでも気づかれないように、彼女の安全を最優先で」
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