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Dragon×Harem
第3章 原罪
ヒュウウゥゥゥン!!

インパルス弾が頭部に命中する。


が、狙撃を浴びたPドラは「ガアアアァァ」と、天を仰ぎ泣き声をあげた。

絶えられるのか?????


なんと、Pドラはずんぐりとした胴体を揺らすだけで岩のような甲殻は伊達ではなかった。

「インパルスを耐えるなんて、なんて皮膚だ!!」


―-!?

「ぶはっ」

声を出したときには体が宙を落下していた。
奴の一角がスーツにひっかかり放り投げられていたのだ。


「ぐえぇっぇぇぇええぇ!!」

声にならない悲鳴が口から飛び出す。
背中から地面に叩きつけられるが、衝撃と痛みだけはこの装甲をもってしても軽減できない。

本来なら、内臓が破裂するのだろうが……


痛みを堪えて、立ち上がるしかない。
女らが食われてしまうのだから。

インパルスは一点集中型のライフルだ。

ならば、もうひとつ携行してきた銃がある。

7.62mmガンランチャー。
もちろん昔々の実弾ではない!

電磁レールガンである。
そしてそれは散弾のように複数の目標に向かって飛び散る。

どんな皮膚にも関節などの弱点がある。



ツノを俺に向け、突進してきた。

「死にやがれぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

ダダダダダッダダダダダダッツ!!!!


「ま、マジかよ!?」

ヴェノボロスは完全に被弾しながらも勢いを止めなかった。


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