この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Dragon×Harem
第3章 原罪
ヤツの頭部はキズだらけで出血もしている。
それは赤い血ではなかった。
露出した肉でもそのまま突っ込んでくるが、ガンランチャーのチャージは間に合わない。
かといって、インパルスを撃つことも不可能。
―-死ぬ!?>
せっかくハーレムの王になれたというのに!!!
やはりドラゴンは半端ではない。
それに人間が魔法で改造しているのだから、戦闘に特化している。
そんな最強のドラゴンをたやすく葬れるなんて、俺の考えが浅はかだったのだろう。
ヤツとの距離がゼロになる瞬間。
俺は可能な限り足を踏みしめ、全身の筋力を全てに乗せてアーマーシュレッダーを突き出した。
ナイフであるアーマーシュレッダーはインパルスサーベルより、小回りが利くからだ。
僅かの差だった。
むき出しの皮膚にアーマーシュレッダーの切っ先が激突する。
すさまじい衝撃が全身を走り抜けた。
目の前が真っ暗になり、体が吹っ飛ばされたということ。
「がはっ」
一瞬の浮遊感。
受身も取れずに、スーツからジェットエールが弾き飛んだ。
息が詰まったが生きている。
寝ている暇はない。
女を守らなければならないのだ。
だが、手にアーマーシュレッダーがない……っ!?
それは赤い血ではなかった。
露出した肉でもそのまま突っ込んでくるが、ガンランチャーのチャージは間に合わない。
かといって、インパルスを撃つことも不可能。
―-死ぬ!?>
せっかくハーレムの王になれたというのに!!!
やはりドラゴンは半端ではない。
それに人間が魔法で改造しているのだから、戦闘に特化している。
そんな最強のドラゴンをたやすく葬れるなんて、俺の考えが浅はかだったのだろう。
ヤツとの距離がゼロになる瞬間。
俺は可能な限り足を踏みしめ、全身の筋力を全てに乗せてアーマーシュレッダーを突き出した。
ナイフであるアーマーシュレッダーはインパルスサーベルより、小回りが利くからだ。
僅かの差だった。
むき出しの皮膚にアーマーシュレッダーの切っ先が激突する。
すさまじい衝撃が全身を走り抜けた。
目の前が真っ暗になり、体が吹っ飛ばされたということ。
「がはっ」
一瞬の浮遊感。
受身も取れずに、スーツからジェットエールが弾き飛んだ。
息が詰まったが生きている。
寝ている暇はない。
女を守らなければならないのだ。
だが、手にアーマーシュレッダーがない……っ!?