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Dragon×Harem
第2章 ドラゴンの生贄
……。

俺は再び目を開いた。


最初、自分がどうして生きているのかまったく理解できなかった。
しかも、宇宙船の中ではなく、藁の上でだ。


派手にやられたはずだが、体を見てもキズはない。


「気がついた?」




―-!?
声に反応してあたりを見渡す。


そこにはウグイス色の雌と思われる生命体がいた。
ツノが生え、人型で服を着ている。

金星人?
否……明らかに何かが違う。


それは小説やゲームに登場するトカゲ人間のような姿だ。


「こ、ここは? 何の星で何の国でキミは何族だ????」

星がわかれば、日付がわかれば、おおよそ、今の状態が想像できる。


しかし、彼女は首を傾げる。

「と言われても……ここは女神アテネステレス様を信仰するイヴァリス神聖王国よ。
と言っても遠く離れた呪われた島……モーマ島の村」



ワケがわからん????

「い、イヴァリス………???」


確か遥か古代の地球(ガイア)にそんな国があった……ような……

その国は人間や亜人(エルフやゴブリン等)、魔獣(獣人やモンスター等)が暮らすという……まさか…時空を越え、さらに地球に飛ばされてしまったのか?????





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