この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妖魔滅伝・真田幸村!
第1章 吉継の娘
 
 短く切りそろえていた爪が、刃のように鋭く伸びる。つい数時間前までは乙女の清廉さに包まれていた肌から、男を誘惑する淫気が放たれる。元々豊満であった乳房はさらに張りと柔らかさを得て、未だに異形が中に入ったままの胎は締まりが増した。

 女の赤毛が、異形と同じ金の髪へと変わる。ここまでは、異形の望む通りの変化であった。だが髪と共に生えてきた獣の耳に、異形は目を疑った。

 金色の毛をした耳は、天に向かい長くぴんと伸びる。さらには女の尻から、ふわふわとした尻尾まで生え始める。しかもそれは一本ではない。耳や髪と同じ金色の尻尾は、ぱっと見ただけでは何本か分からないくらいたくさん生えていた。

『これは、狐……!?』

 さらには、瞳である。女の元の色である黒ではなく、異形が望んだ赤でもなく、金色の眼がつり上がっていた。

「儂の日ノ本で、よくも好き勝手やってくれたのぅ、妖魔よ」

 女が舌なめずりすれば、乙女の唇は真っ赤な紅色に染まる。異形が犯した女は、確かに人ではなくなった。しかし、異形の望む「サキュバス」ではない。慌てて異形は身を引こうとするが、女は絡めた足に力を入れて異形を押さえ込んだ。
 
/36ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ