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妖魔滅伝・真田幸村!
第1章 吉継の娘
「見たところ、お主は女を犯し精を奪って仲間を増やす妖魔のようじゃな。困るのぅ、人を色香で惑わすのは、儂の得意技なのじゃぞ」
狐の尻尾が異形の足や腰に絡み、妖しく筋をなぞる。同時に、女は自ら腰を揺らし始めた。
「ここは真っ向勝負、精の奪い合いといこうではないか。先に精魂尽き果てた者が負け、この体の正式な支配者となる。それで良かろ?」
男を喜ばせる術を知らない乙女とは違う、搾り取る動き。異形の逸物は、瞬く間に固さを増して中で膨らむ。
「ほぅら、お主も動け。でないと儂が、食らい尽くしてしまうぞ? 遠路はるばる異国からやってきたのだろう、骨があるところを見せてみよ」
女はわざとらしく艶声を上げながら、異形の顔を自らの乳房に沈める。異形が耐えきれずにその頂をしゃぶり始めるのは、すぐの事だった。
「ああ……こうしてまぐわうのは、何百年振りじゃろうか。こんな粗末な妖魔で良いのだから、人を食らえばどんなに良いか……ふふ、明日からが楽しみじゃ」
女が鼻歌交じりで腰を振る中、異形は堪えきれず精を放つ。女の尻尾は倒れ込んだ異形を包み込み、残りの精も余さず奪おうと蠢いた。