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資料室の恋人
第3章 出さないメール


「日和ちゃんはサークルには入ってないんだね。どこにも入らないの?」
「そうですね、読書に時間を使いたいかも」
「本当に本が好きなんだね!」

楽しそうに笑う航平を見て、日和は居酒屋での直也の言葉を思い出した。

"先輩が日和に会いたがってたらしいけど"

居酒屋の帰り道に言われた事といい、さっきのデート発言といい。
先輩はどういうつもりなんだろう。
素で言っているのか、わざと言ってこちらの反応を見ているのか、さては誰にでも言うのか…。

日和は頭の中で何度も同じ事を考える。
そういえば、女性は男性よりも物事に理由を求めてしまうとか何とか…本で読んだことがあるような。
曖昧な記憶だ。それにその本の内容を思い出したからといって航平の真意がわかるわけではないので、考えるのをやめた。

疲れる…。

日和は正直に思った。



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