この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
資料室の恋人
第4章 オレンジ色の部屋

「あ、わかった。彼氏ができたからだ」

思いついたように佐倉が言った。なんの脈絡もない言葉に驚く日和。

「え!?彼氏なんかいませんよ!」

それを聞くと、佐倉は、あれ?と首をかしげた。

「いつだったかな…駅前の交差点で男の子に告白されてなかった?あれ、付き合ったんじゃないの?」

それを聞いて、一瞬にして記憶が遡り、航平に告白された時のことを思い出した。

「かっ彼氏じゃないですよ!付き合ってません!…っていうか、みみ見てたんですかっ!?!?」
「うん、たまたま車で通りかかって…信号待ちしてたら三木さんが告白されてた。なんだ、てっきり付き合ったのかと思ってた」

日和は赤面してうなだれた。あの場面をまさか佐倉に見られていたなんて思いもしなかった。一番見られたくない人に見られていたとは。

「なんで断ったの?」
「なんでって…他に好きな人がいるからです」

言ってからしまったと思った。正直になんでもほいほい喋るとからかわれて遊ばれるだけなのに。
/117ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ