この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
資料室の恋人
第6章 雨の流れ星

講義が終わり、いつものように足早に資料室へと向かう。相変わらず雨が止む気配はなく、廊下は暗い。実際の時間より遅く錯覚する。エレベーターを降りると、資料室からは光が漏れていた。

日和は資料室の扉をゆっくり開けるが、いつもの佐倉の声はしない。

「先生?」

佐倉が座るいつもの席を覗くが姿は無い。
トイレにでも行っているのだろうか。そう思いながら荷物をおろしていると、後ろから勢い良く抱きつかれる。

「きゃあ…っ!」

驚いて振り向くと、佐倉がにんまりと笑っている。

「びっくりした?」
「驚かさないで下さい…!」

佐倉が手を離して日和を解放すると、日和は佐倉から少し距離をとった。

「なんで逃げるの」
「近いからです」
「俺のこと好きじゃないの」
「そうじゃなくて…誰かに見られたらどうするんですか?」

佐倉は、じゃあと言うと、また日和を後ろから抱きしめる。

「ちょっ、ちょっと先生!」

そのままズルズルと引っ張られて、本棚の陰へ連れて来られた。


/117ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ