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資料室の恋人
第6章 雨の流れ星

日和はハンドルを握る佐倉の横顔を見ながら、かっこいいなと改めて思った。初めて見る新鮮な姿に、変に意識して心拍数が上がってしまう。自宅まで送ってもらうという特別感が更に日和をドキドキさせた。

「あっ、ここ左です」
「はーい」

車が住宅街に入る。
そろそろ家に着いてしまう。また明日から1週間会えない日が続く。日和は寂しいと思った。

今の関係になる前は、来週も頑張ろうと前向きな気持ちになっていたのに。以前と何が変わったのだろう。曖昧な関係だとしても、好きな人から好きだと言われて、キスされて、抱きしめられているのに。なぜ寂しいと思うんだろう。これ以上何を求めているんだろう。

日和が考えを巡らせていると、車がゆっくり停車する。

「ここかな?」

日和が窓から外を見ると見慣れた我が家があった。

「そうです!ありがとうございました」
「じゃあ、また来週」
「はい」

日和がシートベルトを外してドアに手をかける。

「待って」

佐倉の声に振り返ると、ふいに体を引き寄せられてキスをされる。

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