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資料室の恋人
第6章 雨の流れ星

「先生…?」
「これ以上すると、本当に帰せなくなるけどいい?」

えっと、それはつまり…そういうことで。
心臓が激しく動くのを感じながら、胸元で握っていた手をぎゅっと握り直して消えそうな声で言った。

「……帰さなくていい…です」

佐倉は無言のまま日和を抱きかかえると、寝室へと連れて行く。ベッドに優しく降ろされた日和は、自分の心臓の音が佐倉に聞こえていないか心配になる。薄暗い部屋の中では佐倉の表情はよく見えない。

「…先生?」
「今のは反則」
「反則って…っん、んんっ」

途中で唇を塞がれる。激しいキスに自然と体が熱くなる。佐倉は日和の唇をぺろりと舐めると、今度は首筋にキスを落とした。
すると、突然ベッドサイドのライトが点いた。

「っや、ん、せんせっ消してください…っ」
「消したら見えないでしょ」

唇が移動して、浮き出た鎖骨を甘噛みすると、窪みに舌が這う。時々聞こえる湿った音が、興奮を連れてくる。日和のブラウスのボタンが外されていく。同時に佐倉の唇が胸元にキスをした。
温かみのあるライトに照らされた佐倉は、いつもの佐倉とは違って見える。

「…電気消してください…っ」
「ダメ」

日和の背中に手を回した佐倉は、ブラジャーのホックを外す。ブラウスと一緒に脱がせると、日和の白い胸が露わになった。日和が慌てて隠す。

「…はっ恥ずかしいです」
「綺麗だよ」

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