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資料室の恋人
第6章 雨の流れ星
「あっ…ダメって、言ったのに…」
日和は肩で息をしながら、佐倉を涙目で睨む。
「…そういうのは逆効果だから」
佐倉は日和に覆いかぶさると、唇を重ねた。もう何度もキスをしているのに、この快感に頭がくらくらする。日和は自分から舌を絡めていることに驚きながら、佐倉の背中に手を回した。ぴたりと体がくっつくと、足のあたりに硬いものが当たっているのに気がついた。
「…あっ、あの、」
「触る?」
「えっ…!あっ!」
佐倉は日和の手を掴むと、自身へと導いて触れさせる。その感触だけで日和の頬は赤くなった。
「恥ずかしいの?」
「あっ、当たり前じゃないですか…!」
「触ったことない?」
「………」
そう聞かれて何も言えずにそっぽを向いてしまう日和。経験が無いわけではなかった。
「…ちょっと嫉妬した」
「えっ…ああっ、」
「気持ちよくしてあげるから、俺のも触って」
佐倉の指が秘部へと侵入して壁を擦るようにゆっくりと動く。日和も声を抑えて、佐倉のものを触った。その感触だけで興奮してしまう。ふたりはお互いを見つめながら触り合っていた。
「ぁっ、せんせ…っ」
「…気持ち良さそうな顔してる」
「見ないでください…っ」
「見せて」
日和の顔にかかった髪を避けると、優しく頭を撫でる佐倉。撫でられる感触が心地いい。