この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
資料室の恋人
第6章 雨の流れ星
「入れていい?」
佐倉の言葉に思わず固まってしまう。
「これで終わりってのは、すごく辛いんだけど」
微笑みながら見つめられて無言で頷く。
佐倉は日和の頬にキスをすると、ベッドサイドのチェストからコンドームを取り出した。口で封を切って装着している。日和はそれをまじまじと見てしまう。いつも資料室で見ていた佐倉とこんなことになるなんて想像もしなかった。
「どうしたの?」
日和の視線に気付いた佐倉が問いかける。
「…いえ…先生とこんな風になるなんて思ってなかったので」
「怖い?」
「怖くないです…」
日和は首を横に振って、佐倉の腕にキスをした。
微笑んだ佐倉は自身を日和の秘部にあてがう。
「いい?」
日和が頷くと、ゆっくりと壁を押し広げて佐倉が入ってくる。全身の力が抜けるような快感が襲う。
「っああ…!」
「…中あったかい」
「いちいち言わないで、あっ…」
佐倉はギリギリまで引き抜くと、再度ゆっくりと奥へ入ってきた。
「…っあ、んん」
「ゆっくりするのが好き?早いのがいい?」
「そんなの…わからな、あっああ!」
日和が言い終わる前に、佐倉は腰を動かす。律動に合わせて日和の口からは声が漏れた。