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POISON 〜プワゾン…毒
第5章 決心
朝になり、必要な物だけを持ちアパートを出た。
そして、神崎さんが私にくれたマンションに向かった。
アパートに残してきたものは全部業者が処分してくれ、アパートの解約はモデル事務所のマネージャーが手配してくれる事になっていた。
まだ未成年の私は何も自分の責任では出来ない。
大きな荷物を持ち駅に向かう途中、女性に声を掛けられた。
「アリサ?」
声を掛けた女性を見つめたが、見た事はあるような人だが、知り合いだったか思い出せなかった。
「マリナよ。」
女性は名前を言った。
「マリナ?マリナ!え?あのマリナ?元気だったの?」
私は荷物を足元に置き、懐かしさでマリナの手を握っていた。
「見た通り元気よ。で…アリサは…あ…サクラだったね。華々しくモデルなんてして…」
「華々しくは無いけど…運よく…」
「ふーん…枕で取った仕事なんでしょ?」
「枕?」
「セックステクニックが凄いから、仕事貰えたの?ねぇ、どんなテクニックなの?教えてよ。私もいい金ヅルを捕まえたいわ。」
「マリナ?」
「あたしを売ったのはあんたよね。」
「売ったって?」
「私がショーンと付き合ってるって。告げ口したんでしょ?」
「そんな…して…ない。」
「ショーンが私の裸の写真を売っているって…ビデオを撮って売ってるって、告げ口したのも…」
「待って…私、そんなの知らない。」
「あんたのせいでショーンと引き裂かれて、赤ちゃんまで堕ろさせられて…あんた…どうしてそんな…」
「だから、私じゃないって。」
「ショーンとセックスしてるところを撮って、売って…あんたなんでしょ?」
「マリナ、落ち着いて。」
マリナは私の腕をきつく掴みながら泣いていた。
「ショーンは…捕まって自殺したの。結婚する約束したのに。私の事を愛してくれていたショーンがビデオなんて撮らない!」
「マリナ…本当に私じゃないし…第一、ビデオをどうやって撮るかも知らないし…機械も持ってないし。」
「あんたじゃなければ誰よ?知ってるの?教えなさいよ。」
マリナは正気ではないような気がした。
ずっと私を恨んできたのだろうか…
「知らないの。本当に。マリナ…落ち着いて。」
「落ち着いてなんていられないわよ。成功してるあんたに私の気持ちなんて分からないよ。」
そして、神崎さんが私にくれたマンションに向かった。
アパートに残してきたものは全部業者が処分してくれ、アパートの解約はモデル事務所のマネージャーが手配してくれる事になっていた。
まだ未成年の私は何も自分の責任では出来ない。
大きな荷物を持ち駅に向かう途中、女性に声を掛けられた。
「アリサ?」
声を掛けた女性を見つめたが、見た事はあるような人だが、知り合いだったか思い出せなかった。
「マリナよ。」
女性は名前を言った。
「マリナ?マリナ!え?あのマリナ?元気だったの?」
私は荷物を足元に置き、懐かしさでマリナの手を握っていた。
「見た通り元気よ。で…アリサは…あ…サクラだったね。華々しくモデルなんてして…」
「華々しくは無いけど…運よく…」
「ふーん…枕で取った仕事なんでしょ?」
「枕?」
「セックステクニックが凄いから、仕事貰えたの?ねぇ、どんなテクニックなの?教えてよ。私もいい金ヅルを捕まえたいわ。」
「マリナ?」
「あたしを売ったのはあんたよね。」
「売ったって?」
「私がショーンと付き合ってるって。告げ口したんでしょ?」
「そんな…して…ない。」
「ショーンが私の裸の写真を売っているって…ビデオを撮って売ってるって、告げ口したのも…」
「待って…私、そんなの知らない。」
「あんたのせいでショーンと引き裂かれて、赤ちゃんまで堕ろさせられて…あんた…どうしてそんな…」
「だから、私じゃないって。」
「ショーンとセックスしてるところを撮って、売って…あんたなんでしょ?」
「マリナ、落ち着いて。」
マリナは私の腕をきつく掴みながら泣いていた。
「ショーンは…捕まって自殺したの。結婚する約束したのに。私の事を愛してくれていたショーンがビデオなんて撮らない!」
「マリナ…本当に私じゃないし…第一、ビデオをどうやって撮るかも知らないし…機械も持ってないし。」
「あんたじゃなければ誰よ?知ってるの?教えなさいよ。」
マリナは正気ではないような気がした。
ずっと私を恨んできたのだろうか…
「知らないの。本当に。マリナ…落ち着いて。」
「落ち着いてなんていられないわよ。成功してるあんたに私の気持ちなんて分からないよ。」