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POISON 〜プワゾン…毒
第5章 決心
私もショーの準備の為にYK'zの社屋に行った。
神崎さんは私に視線を合わせ目配せをしながら通り過ぎた。
「アリサ…サクラの本名はアリサって言うんだってね。」
背後から男の声がした。
背筋がゾクッとした。
神崎にアリサだとバレた?
私は振り向けずにいると、
「アリサなんだな。似てると思っていたんだ。母親と瓜二つだもんな。」
二の腕を掴まれ、人気の無い廊下に引っ張られた。
「ここでの仕事が終わったら…俺のところに来いよ…絶対に。」
私の耳を舌で舐めずりながら、お尻を掴んだ。
「また、会えて嬉しいよ。お前の母親以上に可愛がってあげるよ。私の娘みたいなものだからな。」
何故、私に執拗に付きまとうのか…
仕事が終わると、こっそりと帰ろうとすると神崎に見つかってしまった。
「俺のところに来いと言ったろ?」
口元は笑っているが目は鋭く光っていた。
「わ…私…帰らないと…用事が…」
「それなら送るよ。あそこのアパートから出たんだろ?今どこにいる?」
「いえ…あの…言えません…」
神崎の息子の智に買って貰ったマンションに居るとは言えなかった。それに、住んで居る場所を教えたらどんな事になるのか分からないし…
「言えないか…フンッ、まぁ、いい。すぐにわかる事だ。じゃぁ来いよ。ずっと探していたんだ。お前を。」
「あ…あの…何故…私を?」
「お前の母親に頼まれていたからだ。探そうと思ったが、見つけても周りに色々聞かれるのも嫌だったから、途中で諦めたんだが…こんな近くにいたなんて、運命だな。」
運命?
またこの男にめちゃくちゃにされる運命なんてごめんよ。
めちゃくちゃにされるんじゃなくて、
私がこの男をめちゃくちゃにする運命よ。
神崎さんは私に視線を合わせ目配せをしながら通り過ぎた。
「アリサ…サクラの本名はアリサって言うんだってね。」
背後から男の声がした。
背筋がゾクッとした。
神崎にアリサだとバレた?
私は振り向けずにいると、
「アリサなんだな。似てると思っていたんだ。母親と瓜二つだもんな。」
二の腕を掴まれ、人気の無い廊下に引っ張られた。
「ここでの仕事が終わったら…俺のところに来いよ…絶対に。」
私の耳を舌で舐めずりながら、お尻を掴んだ。
「また、会えて嬉しいよ。お前の母親以上に可愛がってあげるよ。私の娘みたいなものだからな。」
何故、私に執拗に付きまとうのか…
仕事が終わると、こっそりと帰ろうとすると神崎に見つかってしまった。
「俺のところに来いと言ったろ?」
口元は笑っているが目は鋭く光っていた。
「わ…私…帰らないと…用事が…」
「それなら送るよ。あそこのアパートから出たんだろ?今どこにいる?」
「いえ…あの…言えません…」
神崎の息子の智に買って貰ったマンションに居るとは言えなかった。それに、住んで居る場所を教えたらどんな事になるのか分からないし…
「言えないか…フンッ、まぁ、いい。すぐにわかる事だ。じゃぁ来いよ。ずっと探していたんだ。お前を。」
「あ…あの…何故…私を?」
「お前の母親に頼まれていたからだ。探そうと思ったが、見つけても周りに色々聞かれるのも嫌だったから、途中で諦めたんだが…こんな近くにいたなんて、運命だな。」
運命?
またこの男にめちゃくちゃにされる運命なんてごめんよ。
めちゃくちゃにされるんじゃなくて、
私がこの男をめちゃくちゃにする運命よ。