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POISON 〜プワゾン…毒
第5章 決心
玄関を入ると、普通の部屋だった。
ただ窓はなかった。
「そこのドアを開けて。」
神崎に言われ、リビングの仕切り戸を開けると私の目に飛び込んできたのは大きな十字架と手枷と足枷の金具だった。
そしてあのプワゾンの香水の匂いがしていた。
大きな黒い皮敷きのベッドに、産婦人科に置いてあるような椅子…
ガラス窓の向こうにはシャワールームが見えた。
ふと天井を見ると梁から鎖が垂れていて、部屋の隅に縄が置いてあった。
昔…子供の頃
ママはあんな縄に縛られていた…
そんな事を思い出した。
「お前の母親は、ドがつくくらいM女だったよ。最初は毅然としていたけど、だんだんと、もっともっとってな…ふふふ、いい女だったよ。最高だったよ。あんなに愛していたのに…俺 に心は開かなかった。股はあんなに開いたけどな…だからアリサが憎らしかった。あいつが愛した男の子ども…憎くて堪らなかったよ。なんで俺の子じゃないなかってね。」
「そ…そんな…だから、まだ小学生の私を?」
狂ってる…この男…
「俺の子にしたかったよ。だから、俺のものにするために。」
「?何?意味がわからない…」
「お前の母親は、知ってたよ。俺がお前を犯した事もな。」
「え?」
「毎月お前の母親に金をやってたんだ。生活費をな。でな、金を増やすからお前の娘をやらせろって言ったら承知したんだ。ははは。お前は売られたんだよ。俺にな。」
「うそ…うそ…ママはそんな事しない!」
「はははっ。金の為に俺の愛人になったんだよ。金の為なら何でもする女だったんだよ。」
「うそ…」
「男に自分の娘を売って、バレそうになって自殺だ…死んじゃうなんてな…」
「あんたが…あんたが殺したんでしょう?バレたらあんたが困るからって!」
「俺が?殺す訳ないだろ?あんなにいい女を。。」
「あんたが…あんたのせいで…ママは…」
「まぁ、今更騒いでも仕方ないよ。母親は帰ってこないし…これからは俺がお前の母親の代わりに面倒を見てやるから、安心しろ。お前を贅沢に幸せに暮らさせてやるから。な…」
こんな男に面倒見てもらうくらいなら今すぐ死んだ方がましよ…
私は神崎を睨みつけた。
ただ窓はなかった。
「そこのドアを開けて。」
神崎に言われ、リビングの仕切り戸を開けると私の目に飛び込んできたのは大きな十字架と手枷と足枷の金具だった。
そしてあのプワゾンの香水の匂いがしていた。
大きな黒い皮敷きのベッドに、産婦人科に置いてあるような椅子…
ガラス窓の向こうにはシャワールームが見えた。
ふと天井を見ると梁から鎖が垂れていて、部屋の隅に縄が置いてあった。
昔…子供の頃
ママはあんな縄に縛られていた…
そんな事を思い出した。
「お前の母親は、ドがつくくらいM女だったよ。最初は毅然としていたけど、だんだんと、もっともっとってな…ふふふ、いい女だったよ。最高だったよ。あんなに愛していたのに…俺 に心は開かなかった。股はあんなに開いたけどな…だからアリサが憎らしかった。あいつが愛した男の子ども…憎くて堪らなかったよ。なんで俺の子じゃないなかってね。」
「そ…そんな…だから、まだ小学生の私を?」
狂ってる…この男…
「俺の子にしたかったよ。だから、俺のものにするために。」
「?何?意味がわからない…」
「お前の母親は、知ってたよ。俺がお前を犯した事もな。」
「え?」
「毎月お前の母親に金をやってたんだ。生活費をな。でな、金を増やすからお前の娘をやらせろって言ったら承知したんだ。ははは。お前は売られたんだよ。俺にな。」
「うそ…うそ…ママはそんな事しない!」
「はははっ。金の為に俺の愛人になったんだよ。金の為なら何でもする女だったんだよ。」
「うそ…」
「男に自分の娘を売って、バレそうになって自殺だ…死んじゃうなんてな…」
「あんたが…あんたが殺したんでしょう?バレたらあんたが困るからって!」
「俺が?殺す訳ないだろ?あんなにいい女を。。」
「あんたが…あんたのせいで…ママは…」
「まぁ、今更騒いでも仕方ないよ。母親は帰ってこないし…これからは俺がお前の母親の代わりに面倒を見てやるから、安心しろ。お前を贅沢に幸せに暮らさせてやるから。な…」
こんな男に面倒見てもらうくらいなら今すぐ死んだ方がましよ…
私は神崎を睨みつけた。