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POISON 〜プワゾン…毒
第5章 決心
どんどん読み進めていくと、
神崎さんのおじいさんは、身の回りの世話をして貰うようにとお手伝いさんとしてママを雇い、ママが成人するまで後見人として面倒をみるという申請をしたようだ。
夜間の高校に通うママの送り迎えもして、とてもママを大切にしてくれていたようだ。
そしてママを養女にしようと考え、ママに話すと断られたらしい。
ママは神崎さんのおじいさんを好きになってしまっていたようだった。
《チハルは、抱き付き私の唇を吸った。そして、私を『好き』だと言った。私は驚いたが、嬉しかった。私もチハルの唇を吸いながら、彼女の身体を強く抱き締めた。とうに忘れた熱い気持ちが蘇り、そのまま彼女を抱いた。16歳になる彼女の身体は眩しかった。そしてまだ青いような彼女の香りが私を奮い勃たせた。》
《毎日彼女は私を求めた。私はもう枯れてしまったと思っていたが、彼女が呼び水を流し込んでくれ、再び私に潤いを与えてくれた。彼女が可愛く愛しくて堪らない。》
《彼女に子供ができた。私の子…私はもう子供を作る能力が無いと思っていたが、できた。子供ができたのは嬉しいが、この若い娘を妊娠させた事に後悔した。私は彼女と話をしたが、産まない選択は彼女には無いようで、私の子供を妊娠できた事に彼女はとても喜んでくれた。》
私…
ママがお父さんと愛しあって生まれたんだ…
涙が出てきた。
父親の分からない子かもしれない。無理やり犯されて出来た子なのかも。
私のルーツの入り口が見え、なんとなくホッとしたのだ。
神崎さんのおじいさんは、身の回りの世話をして貰うようにとお手伝いさんとしてママを雇い、ママが成人するまで後見人として面倒をみるという申請をしたようだ。
夜間の高校に通うママの送り迎えもして、とてもママを大切にしてくれていたようだ。
そしてママを養女にしようと考え、ママに話すと断られたらしい。
ママは神崎さんのおじいさんを好きになってしまっていたようだった。
《チハルは、抱き付き私の唇を吸った。そして、私を『好き』だと言った。私は驚いたが、嬉しかった。私もチハルの唇を吸いながら、彼女の身体を強く抱き締めた。とうに忘れた熱い気持ちが蘇り、そのまま彼女を抱いた。16歳になる彼女の身体は眩しかった。そしてまだ青いような彼女の香りが私を奮い勃たせた。》
《毎日彼女は私を求めた。私はもう枯れてしまったと思っていたが、彼女が呼び水を流し込んでくれ、再び私に潤いを与えてくれた。彼女が可愛く愛しくて堪らない。》
《彼女に子供ができた。私の子…私はもう子供を作る能力が無いと思っていたが、できた。子供ができたのは嬉しいが、この若い娘を妊娠させた事に後悔した。私は彼女と話をしたが、産まない選択は彼女には無いようで、私の子供を妊娠できた事に彼女はとても喜んでくれた。》
私…
ママがお父さんと愛しあって生まれたんだ…
涙が出てきた。
父親の分からない子かもしれない。無理やり犯されて出来た子なのかも。
私のルーツの入り口が見え、なんとなくホッとしたのだ。