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POISON 〜プワゾン…毒
第5章 決心
「この日記帳はお前にやる。」
部屋のチェストの上に置かれた厚い表紙の日記帳を受け取ると私は日記帳を抱き締めた。
「付箋していないところにもお前の母親の事が書かれている。お前の事もな。」
私は下着をつけ、あちこちに散らばっている自分の洋服を拾った。
そして洋服を着ると
「送るよ。どこに住んでいるんだ?」
「…。」
ここのマンションだなんて言えない。
ここに住んでいなくても言えないだろうけど…
「まぁ、いい。どうせ逃げられないからな。」
このマンションだと知ったらどうなるか…
どうなるんだろう。
毎日来る?
来たとしたら…
神崎を陥れるチャンスがあるかも…
私は鉄のドアを開け、一旦マンションから出て、マンションの周りを歩いてからまたマンションに戻り部屋に帰った。
どんなふうに陥れるかまだ考えていた。
ふと見るとスマートフォンに着信があった。
登録されていない見覚えのある番号だ。
「誰だった…かな?」
留守番電話に吹き込む声はカイトだった。
「あ。カイトだけど…どうしても、アリサに話したくて…会えないかな。今日なら何時…」
「もしもし?カイト?どうしたの?」
私は電話に出ていた。
「あ?あ、アリサ?出てくれた。良かった。会えないかな?」
真面目な声だった。
キララと何かあったのかな…そう思った。
「どうしたの?何かあった?」
尋ねても、カイトは
「会ったら話す…」
としか言わなかった。
私は急いでシャワーを浴び着替えをしてカイトのアパートに向かった。
部屋のチェストの上に置かれた厚い表紙の日記帳を受け取ると私は日記帳を抱き締めた。
「付箋していないところにもお前の母親の事が書かれている。お前の事もな。」
私は下着をつけ、あちこちに散らばっている自分の洋服を拾った。
そして洋服を着ると
「送るよ。どこに住んでいるんだ?」
「…。」
ここのマンションだなんて言えない。
ここに住んでいなくても言えないだろうけど…
「まぁ、いい。どうせ逃げられないからな。」
このマンションだと知ったらどうなるか…
どうなるんだろう。
毎日来る?
来たとしたら…
神崎を陥れるチャンスがあるかも…
私は鉄のドアを開け、一旦マンションから出て、マンションの周りを歩いてからまたマンションに戻り部屋に帰った。
どんなふうに陥れるかまだ考えていた。
ふと見るとスマートフォンに着信があった。
登録されていない見覚えのある番号だ。
「誰だった…かな?」
留守番電話に吹き込む声はカイトだった。
「あ。カイトだけど…どうしても、アリサに話したくて…会えないかな。今日なら何時…」
「もしもし?カイト?どうしたの?」
私は電話に出ていた。
「あ?あ、アリサ?出てくれた。良かった。会えないかな?」
真面目な声だった。
キララと何かあったのかな…そう思った。
「どうしたの?何かあった?」
尋ねても、カイトは
「会ったら話す…」
としか言わなかった。
私は急いでシャワーを浴び着替えをしてカイトのアパートに向かった。