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POISON 〜プワゾン…毒
第5章 決心
ショーが始まり何度か衣装を変え、ランウェイを歩いていた。
ギャラリーはたくさん…
多くの人が私を見つめていた。
な…なんか…
気分が…
食べていなかったからかな…
もう少し…もう少し頑張れば…
なんとか気力で乗り越えていた。
最後の衣装に着替え、ランウェイに向かった。
ミュージックがバラードになり私はゆっくりと歩きだした。
あと少し…
前が真っ白になり…
力が入らない…
ランウェイの途中で倒れてしまった。
観客席は騒ついていた。
起きないと…起きないと…
そう思っていたけどなかなか起き上がれずにいると、スッと身体が宙に浮き、誰かに抱きかかえられていた。
観客席から歓声が起こった。
そして私の唇に柔らかいものが触れた。
私が目を開けると、レイにお姫様抱っこされていて、ランウェイの先でキスをされていた。
「え?な…な?」
レイは私を抱いたままランウェイを歩き戻って行った。
観客席からは盛大な拍手が起こっていた。
神崎さんが駆け寄り、レイの腕から私を降ろそうとした。
「レイ…」
「大拍手だな。サクラ、立てるか?あと少しだ。」
レイは抱きながら私に言ったので、頷いた。
そして静かに私を降ろしてくれた。
「水…水をサクラに。」
レイはミネラルウォーターを受け取ると私に寄越し、
「ゆっくり飲めよ。あと少しだから。」
レイは私の腕を掴むと神崎さんも私の腕を掴んだ。
二人に抱えられるように私はランウェイに戻りった。
デザイナーである神崎さんを舞台に送り、神崎さんから手を離すと、後ろから抱きかかえるようにしてレイは私を支えてくれていた。
ドキドキしながらも抱きかかえられて安心して舞台に立っていられた。
ギャラリーはたくさん…
多くの人が私を見つめていた。
な…なんか…
気分が…
食べていなかったからかな…
もう少し…もう少し頑張れば…
なんとか気力で乗り越えていた。
最後の衣装に着替え、ランウェイに向かった。
ミュージックがバラードになり私はゆっくりと歩きだした。
あと少し…
前が真っ白になり…
力が入らない…
ランウェイの途中で倒れてしまった。
観客席は騒ついていた。
起きないと…起きないと…
そう思っていたけどなかなか起き上がれずにいると、スッと身体が宙に浮き、誰かに抱きかかえられていた。
観客席から歓声が起こった。
そして私の唇に柔らかいものが触れた。
私が目を開けると、レイにお姫様抱っこされていて、ランウェイの先でキスをされていた。
「え?な…な?」
レイは私を抱いたままランウェイを歩き戻って行った。
観客席からは盛大な拍手が起こっていた。
神崎さんが駆け寄り、レイの腕から私を降ろそうとした。
「レイ…」
「大拍手だな。サクラ、立てるか?あと少しだ。」
レイは抱きながら私に言ったので、頷いた。
そして静かに私を降ろしてくれた。
「水…水をサクラに。」
レイはミネラルウォーターを受け取ると私に寄越し、
「ゆっくり飲めよ。あと少しだから。」
レイは私の腕を掴むと神崎さんも私の腕を掴んだ。
二人に抱えられるように私はランウェイに戻りった。
デザイナーである神崎さんを舞台に送り、神崎さんから手を離すと、後ろから抱きかかえるようにしてレイは私を支えてくれていた。
ドキドキしながらも抱きかかえられて安心して舞台に立っていられた。