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POISON 〜プワゾン…毒
第5章 決心
神崎さんは、私を抱き締め、激しく唇を押し付けてきた。

ねちっこいキス…

頭の中にはレイが浮かんでいた。

嫌だ…

神崎さんに抱かれるのは…嫌…

私は神崎さんを突き放した。

「アリサ?」

「ご…ごめんなさい。疲れてるの…」

「そうか…そうだな…」

神崎さんは私を抱き上げ、ベッドに寝かせた。

「アリサは寝ていていいよ…僕は好きにするから。」

神崎さんは私の洋服をゆっくり脱がせ、身体を舐めていた。

触られたくないのに…
嫌だって言ってるのに…
やっぱり私の気持ちなんて神崎さんはどうでもいいのね。

私は目を瞑り堪えていた。

人形のように寝ている私にペニスを挿れ、射精をすると私に布団を被せた。


神崎さんが部屋を出た後、少しすると電話が鳴った。

神崎さんからだ…忘れ物?

「雑誌記者がアリサを見張ってる。」
神崎さんからだった。

マンションの外でインタビューされたそうだ。
「親父のところに行っていた事になっているから、いいな。」

電話を切るとマネージャーから電話がきた。
「神崎さんと何をしていたんですか?迎えに来たら神崎さんが記者に囲まれていて、サクラとの事を聞かれていたのよ。どういう事?」

私はマネージャーには本当の事を言うべきか迷っていた。
マンションの部屋から出ると、神崎義彦がいて記者達に話をしていた。

記者の1人が私の姿を確認すると一斉にこちらに駆け寄り、フラッシュが焚かれた。

「やぁ、サクラちゃん。おはよう。驚いただろ?智がうちに来ていたら、サクラちゃんところにいると思われて…私が事情を説明しに来たって訳だよ。サクラちゃんはここに住んでいたんだね。知らなかったよ。」
神崎の目が輝いていた。

神崎に居場所がバレた…

私は無言でマネージャーの車に乗り込んだ。




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