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POISON 〜プワゾン…毒
第5章 決心
「サクラ、朝から大変だったみたいだね。ははは。有名人になると火のないところに火をつけられてしまうからな…」
「…。」
「まっ、気にするな。」
レイは私の頭をポンポンとした。
私は何も言えなかった。
レイには嘘をつきたくなかったが、真相も知られたくなかった。
仕事の合間にマネージャーからテレビの動画を見せられた。
朝のワイドショーには既に朝の騒動が流れ、神崎さん、神崎、私の姿がテレビに映っていた。
そして、私の長年の友達として女性がインタビューをしていた。
姿はモザイク、声色は変えてあったが明らかにマリナとキララの2人だ。
「サクラちゃんは…施設出身で…」
母親が自殺したこと。
母親に虐待され、母親の男に性的な虐待をされていたこと。
施設では影で告げ口したり、盗みをしたりしていた。
欲しいものは身体を売って手に入れていた。
男好き。
ビッチ
人の幸せを妬む
酷い言われようだった。
私は呼吸が苦しくなりそのまま倒れ込んでしまった。
事実もある…
でも…
そんな事公表しなくても…
マネージャーは私の背中を摩りながら、
「事実なの?」
と冷たく言った。
私は首を振ったが、マネージャーは信じていないようだった。
「…。」
「まっ、気にするな。」
レイは私の頭をポンポンとした。
私は何も言えなかった。
レイには嘘をつきたくなかったが、真相も知られたくなかった。
仕事の合間にマネージャーからテレビの動画を見せられた。
朝のワイドショーには既に朝の騒動が流れ、神崎さん、神崎、私の姿がテレビに映っていた。
そして、私の長年の友達として女性がインタビューをしていた。
姿はモザイク、声色は変えてあったが明らかにマリナとキララの2人だ。
「サクラちゃんは…施設出身で…」
母親が自殺したこと。
母親に虐待され、母親の男に性的な虐待をされていたこと。
施設では影で告げ口したり、盗みをしたりしていた。
欲しいものは身体を売って手に入れていた。
男好き。
ビッチ
人の幸せを妬む
酷い言われようだった。
私は呼吸が苦しくなりそのまま倒れ込んでしまった。
事実もある…
でも…
そんな事公表しなくても…
マネージャーは私の背中を摩りながら、
「事実なの?」
と冷たく言った。
私は首を振ったが、マネージャーは信じていないようだった。