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POISON 〜プワゾン…毒
第5章 決心
監禁されてしまった…

洋服も着せて貰えず、縄で縛られ食事は神崎が食べさせ、トイレはガラス張りの和式トイレに、時間ごとに入れられ、用を足す姿を神崎はジッと見ていた。

「お前を愛しているのは俺だけ。お前は俺がいなければ生きられないんだ。」

毎日何度も何度も私の耳元で囁く。

玩具のように私を自由に弄る。

私を縄で梁に吊り、下から眺めてたり、身体に触れ感じさせ、悲鳴をあげる姿を喜んでいた。

縄を解くと、手錠と足枷で私を拘束し、シャワーを浴びさせたりしていた。

私は喘ぐ事と悲鳴をあげることでしか声を出さなくなっていた。

食事を拒むと、栄養注射を私に打ち、興奮作用のある煙を嗅がせた。

もう何日、閉じ込められているのだろう…
日にち感覚も時間感覚も分からなくなっていた。

神崎が用事でこの部屋から出て行くと安心した。
その時は私は床に倒れ込み眠っていた。
しかしドアが開くと恐ろしく、絶望感が襲った。


「アリサ、愛してるよ。ああ今日も綺麗だよ。」
縄で縛られた胸元を手で摩ると唇にキスをした。

少しでも私が受け入れないと、神崎は私を叩く。
嫌でも受け入れ無ければならなかった。

叩かれている時、いっそのこと一気に殺してくれたらいいのにと思うが、叩かれ気絶まではするけれど、死まで至ることはなかった。

生き殺し…

神崎は60歳は過ぎているのに何故こんなにタフなんだろうと思った事もあるけど、「アリサを想うだけで30代に心も身体も戻る」と以前言っていた。
想いだけで身体も支配できるものなんだと少し感心した事を思い出した。

「もっと…もっと喘げ、もっと声をあげろ!俺はアリサの声が精力剤になるんだ。ははは。」

鞭で打たれ、蝋燭を垂らされ…
私の身体は傷だらけ…痛みが私の心を犯していく

「俺のものだから…誰のものでもない…俺の…」

神崎は私を抱き締めた。





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