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第5章 決心

私が失踪し、神崎さんは心配していた。
でも、奥さんがいる身で動けないでいた。私との関係を疑っていたのだ。
マスコミも神崎さんを見張っていた。

マスコミはマンションにこもっていると張り込んでいる者。私が幼い頃暴行した主を探している者。いろいろだった。


私のマンションの部屋の鍵を神崎さんから預かりレイが私の部屋を捜索していた。
スマートフォンが置きっ放しでテレビとエアコンが付きっぱなし…

そして、あの私の父親の…YK'zの創始者の日記を見ていた。
私の書いた日記も…

マンションの管理会社にレイはマンションの持ち主である神崎の名前を使い防犯カメラの映像を手に入れていた。

「なんだ？」

防犯カメラの映像で真夜中に毛布を担ぐ神崎の姿を発見していた。
いくつもの画像を探し、
「あそこの部屋か。この男は…年寄りのくせに…サクラを担ぎ上げ…生きていてくれよ、サクラ！」


レイはマンションの地下まで降り、階段を上がった。

そして、部屋を見つけた。