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POISON 〜プワゾン…毒
第5章 決心
「クソじじい、許さねぇからな。一生許さねぇ!」
レイは私の縛られた縄を解いていた。
「畜生、解けない!」
神崎が解こうとすると
「ジジィ触るな!」
と怒鳴った。
「サクラ、サクラ…」
自分の着ていた上着を私に掛け、縄を一生懸命解いていた。
「アリサ!見つかったのか?」
神崎さんが窓の無い部屋に入り、私の姿を見ると唖然としていた。
「な…なぜ…こんな?」
「そこのクソジジィに聞いたらいい…」
「アリサは渡さんぞ。お前には。いや、誰にも渡さない。」
神崎は息子の智を睨みつけながら言った。
「親父?どうしたんだ?」
「チハルもアリサも俺のものだ。」
「チハル?…。」
「クソジジィもクソ親父も最低だな!」
「お…俺?」
「親父もだ。まぁ、後にしよう。」
懸命に私の縄を解いてくれたのだった。
「可哀想なサクラ…」
私は父親の日記に私の日記を書いていた。
母親のこと。
神崎に犯されたこと。
施設でのこと。
モデルになったこと。
神崎さんのこと。
復讐のこと。
死ぬこと。
レイは別室のベッドのシーツを取り私を包み抱き上げた。
「サクラは俺が守る。」
レイは窓のない部屋から出たのだった。
気を失った後のこの出来事は私は知らなかったけど…
レイは私の縛られた縄を解いていた。
「畜生、解けない!」
神崎が解こうとすると
「ジジィ触るな!」
と怒鳴った。
「サクラ、サクラ…」
自分の着ていた上着を私に掛け、縄を一生懸命解いていた。
「アリサ!見つかったのか?」
神崎さんが窓の無い部屋に入り、私の姿を見ると唖然としていた。
「な…なぜ…こんな?」
「そこのクソジジィに聞いたらいい…」
「アリサは渡さんぞ。お前には。いや、誰にも渡さない。」
神崎は息子の智を睨みつけながら言った。
「親父?どうしたんだ?」
「チハルもアリサも俺のものだ。」
「チハル?…。」
「クソジジィもクソ親父も最低だな!」
「お…俺?」
「親父もだ。まぁ、後にしよう。」
懸命に私の縄を解いてくれたのだった。
「可哀想なサクラ…」
私は父親の日記に私の日記を書いていた。
母親のこと。
神崎に犯されたこと。
施設でのこと。
モデルになったこと。
神崎さんのこと。
復讐のこと。
死ぬこと。
レイは別室のベッドのシーツを取り私を包み抱き上げた。
「サクラは俺が守る。」
レイは窓のない部屋から出たのだった。
気を失った後のこの出来事は私は知らなかったけど…