この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
POISON 〜プワゾン…毒
第2章 私はアリサ
「おい、お前、親に捨てられたんだってな。」
食後、席を立とうとすると私の背後で言った。
私が振り向くと目つきの鋭い頬に傷のある中学生の男子だった。
「違う。ママは…ママは事故で…」
「本当に事故か?お前虐待されてたんだろ?」
「そんな…こと…無い…」
「お前とお風呂に入ったキララが、お前の身体にはたくさんの青あざがあったって言ってたぞ。それに頭も怪我してるし。」
「違う…ママはそんなことしない!頭は違う。頭は不良に突き飛ばされて打っただけ。」
「頭は違っても、体は虐待か。母親じゃないなら、父親か?それとも母親の男か?」
「!」
「図星か。」
「父親は…いないし…ママの男なんて…」
「じゃぁ、男か。で…やられたのか?」
「やられた?」
「犯されたのか?」
「犯され?」
「何にも知らないのか?セックスされたかどうかだよ。男のチンチンをお前の中に入れられたかって事だよ。」
「あ…」
「中に出されたのか?」
「出された?」
「お前の中で精子を出されたかだよ!お前、マジでなんも知らないのか?」
「精子って…?」
「白くてドロっとした…んーシャンプー…よりコンディショナーみたいな。」
「あっ!」
「思い当たるのかよ?妊娠はしてないのか?」
「妊娠?赤ちゃん?」
「そ…そうなの?あれがセックス?」
「お…おい…妊娠してるんじゃないか?いつしたんだよ…」
最初は凄みのある喋り方で鋭い目つきをしていた彼が、だんだんと憐れみのある優しい目つきになっていた。
「日にちは…1週間も経って無い…その前にも…」
「え?お前大丈夫かよ?そんな細い身体して…」
「凄く怖かったし、痛くて堪らなかったけど…」
「5年生だろ?お前、凄いな。」
彼はカイトという中2の男の子で身体は小さく、5年生の私と殆ど変わらない身長だった。
食後、席を立とうとすると私の背後で言った。
私が振り向くと目つきの鋭い頬に傷のある中学生の男子だった。
「違う。ママは…ママは事故で…」
「本当に事故か?お前虐待されてたんだろ?」
「そんな…こと…無い…」
「お前とお風呂に入ったキララが、お前の身体にはたくさんの青あざがあったって言ってたぞ。それに頭も怪我してるし。」
「違う…ママはそんなことしない!頭は違う。頭は不良に突き飛ばされて打っただけ。」
「頭は違っても、体は虐待か。母親じゃないなら、父親か?それとも母親の男か?」
「!」
「図星か。」
「父親は…いないし…ママの男なんて…」
「じゃぁ、男か。で…やられたのか?」
「やられた?」
「犯されたのか?」
「犯され?」
「何にも知らないのか?セックスされたかどうかだよ。男のチンチンをお前の中に入れられたかって事だよ。」
「あ…」
「中に出されたのか?」
「出された?」
「お前の中で精子を出されたかだよ!お前、マジでなんも知らないのか?」
「精子って…?」
「白くてドロっとした…んーシャンプー…よりコンディショナーみたいな。」
「あっ!」
「思い当たるのかよ?妊娠はしてないのか?」
「妊娠?赤ちゃん?」
「そ…そうなの?あれがセックス?」
「お…おい…妊娠してるんじゃないか?いつしたんだよ…」
最初は凄みのある喋り方で鋭い目つきをしていた彼が、だんだんと憐れみのある優しい目つきになっていた。
「日にちは…1週間も経って無い…その前にも…」
「え?お前大丈夫かよ?そんな細い身体して…」
「凄く怖かったし、痛くて堪らなかったけど…」
「5年生だろ?お前、凄いな。」
彼はカイトという中2の男の子で身体は小さく、5年生の私と殆ど変わらない身長だった。