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POISON 〜プワゾン…毒
第2章 私はアリサ
部屋に戻るとマリナが私の前に立った。
「ちょっと、あんた、何話してたのよ!」
「話し?」
「カイトと、何話してたのよ。」
「別になんにも?」
「別に?私に逆らう気?」
「何であんたに話さなくちゃならないの?意味わかんない。」
「マリナちゃんはカイト君が好きなのよ。」
ミクが私にコッソリ言ったが、マリナには聞こえていた。
「ミク、あっち行ってな!」
マリナはミクを引っ張り部屋から出そうとした。
「嫌っ、痛いっ。」
「告げ口のミク、だからあんたは親に捨てられたんだよ。いちいちウザいんだよ。」
「捨てられてない…ママは…すぐにお迎えに来てくれるし、お手紙もくれるもん。」
「病気だなんてウソよ。あ…男に狂ってる病か!あははは」
マリナの言葉にミクは泣き出した。
「ちょっと、あんた何言ってるのよ。」
私はミクの頭を抱きながらマリナを睨みつけた。
「事実を言っただけ。ミクの母親は男に捨てられ頭が変になって病院行きよ。」
「いい加減にしたら?こんな小さな子にそんな事を言って楽しいの?」
「楽しいに決まってる。でも小さいからっ事実を知らないのはどうかな?男狂いのママが迎えに来てもまた男が出来たらミクは捨てられるのよ。ミクより男が好きなママだもの。」
ミクは大声で泣き出した。
私はマリナの頬に平手打ちをした。
「今、あんたがこの子に言うことじゃ無いでしょ?」
マリナは私に掴みかかり
「何よ、虐待されてたくせに。性虐待でもされていたんじゃないの?おじさまはあんたを気持ちよくしてくれた?」
小学生の言葉とは思えない事を言った。
マリナに頭を叩かれ、頭の傷が開きガーゼに血が滲み出し、おじさんに叩かれた腰を蹴られ私はよろけてしまった。
騒ぎで入所してる他の子や職員がやってきた。
そしてマリナを羽交締めにし、
「マリナ!一番お姉さんなのに何してんの!」
マリナはプイッとし、自分のベッドに入り布団に潜り込んでしまった。
「いったい…原因は何?」
職員が尋ねたが私は無言でいた。
「アリサちゃんが…私を…かばってくれたの。」
ミクは小さな声で言った。
「かばって無いよ。ただ、マリナが気に食わなかっただけ。」
頭の傷を押さえながら私は言った。
「ちょっと、あんた、何話してたのよ!」
「話し?」
「カイトと、何話してたのよ。」
「別になんにも?」
「別に?私に逆らう気?」
「何であんたに話さなくちゃならないの?意味わかんない。」
「マリナちゃんはカイト君が好きなのよ。」
ミクが私にコッソリ言ったが、マリナには聞こえていた。
「ミク、あっち行ってな!」
マリナはミクを引っ張り部屋から出そうとした。
「嫌っ、痛いっ。」
「告げ口のミク、だからあんたは親に捨てられたんだよ。いちいちウザいんだよ。」
「捨てられてない…ママは…すぐにお迎えに来てくれるし、お手紙もくれるもん。」
「病気だなんてウソよ。あ…男に狂ってる病か!あははは」
マリナの言葉にミクは泣き出した。
「ちょっと、あんた何言ってるのよ。」
私はミクの頭を抱きながらマリナを睨みつけた。
「事実を言っただけ。ミクの母親は男に捨てられ頭が変になって病院行きよ。」
「いい加減にしたら?こんな小さな子にそんな事を言って楽しいの?」
「楽しいに決まってる。でも小さいからっ事実を知らないのはどうかな?男狂いのママが迎えに来てもまた男が出来たらミクは捨てられるのよ。ミクより男が好きなママだもの。」
ミクは大声で泣き出した。
私はマリナの頬に平手打ちをした。
「今、あんたがこの子に言うことじゃ無いでしょ?」
マリナは私に掴みかかり
「何よ、虐待されてたくせに。性虐待でもされていたんじゃないの?おじさまはあんたを気持ちよくしてくれた?」
小学生の言葉とは思えない事を言った。
マリナに頭を叩かれ、頭の傷が開きガーゼに血が滲み出し、おじさんに叩かれた腰を蹴られ私はよろけてしまった。
騒ぎで入所してる他の子や職員がやってきた。
そしてマリナを羽交締めにし、
「マリナ!一番お姉さんなのに何してんの!」
マリナはプイッとし、自分のベッドに入り布団に潜り込んでしまった。
「いったい…原因は何?」
職員が尋ねたが私は無言でいた。
「アリサちゃんが…私を…かばってくれたの。」
ミクは小さな声で言った。
「かばって無いよ。ただ、マリナが気に食わなかっただけ。」
頭の傷を押さえながら私は言った。