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POISON 〜プワゾン…毒
第3章 アリサでいる事
カイトは駅まで手を繋いで送ってくれた。
改札を入りホームまでの階段がお腹の痛みと、腰のだるさで大変だった。
電車に乗ると私はスマホを見つめた。
貰ったけど…
カイトとしちゃったけど…
お腹は鈍い痛みがあった。
カイト怖かった…
あの時のおじさんのように…
急に吐き気がした。
そしておじさんに犯された時の事がフラッシュバックし、私は電車がホームに止まると同時に車内から飛び出し、そしてそのままヘナヘナとホームに倒れこんでしまった。
力が入らない…
「大丈夫?」
男の人が倒れている私の顔を覗き込んだ。
私は頷いたが、
「顔が真っ青じゃん。大丈夫じゃないだろ?1人なの?」
私が頷くと、男の人は私の脇に肩を入れた。
「お…君…背が高いな…170はあるな…」
この男の人も背が高かった。
「家、どこ?近いの?」
私は首を振ることしか出来なかった。
彼は私を障害者用トイレに連れて入った。
「大丈夫?」
彼は背中を摩ってくれていた。
暫く私は意識が遠のいていた。
彼に支えられながら時々嘔吐していたようなことをなんとなく覚えている。
ドンドンドン
誰かがドアをノックしている。
彼は私を支えながらドアを開けると、何人かの人がトイレの外で騒いでいた。
ハンカチで口を押さえながら私がトイレから出ると、何故かそのまま何人かの人に抱えられながら駅長室に連れていかれ、彼は何か説明していた。
ペットボトルに入った水を渡され、飲むように促されたが飲めなかった。
警官が来てこの男の人の事を色々聞かれた。
少し落ち着いた私は
「電車で気分が悪くなって、電車を降りて…とっても気分が悪くて…立ち上がれなくて、この人がトイレまで連れて行ってくれて…背中を摩ってくれて…気持ち悪くて…なかなか治らなくて…」
男性と女の子が障害者用トイレに入って出てなかなか出て来なかったので犯罪が起きていると思われたらしい。
私が施設の子だと分かると、警察官は施設までパトカーで送ってくれたのだった。
助けて貰ったのにお礼も言えなかった。
警察官にお礼を言いたいと言ったが男の人の連絡先は教えて貰えなかった。
改札を入りホームまでの階段がお腹の痛みと、腰のだるさで大変だった。
電車に乗ると私はスマホを見つめた。
貰ったけど…
カイトとしちゃったけど…
お腹は鈍い痛みがあった。
カイト怖かった…
あの時のおじさんのように…
急に吐き気がした。
そしておじさんに犯された時の事がフラッシュバックし、私は電車がホームに止まると同時に車内から飛び出し、そしてそのままヘナヘナとホームに倒れこんでしまった。
力が入らない…
「大丈夫?」
男の人が倒れている私の顔を覗き込んだ。
私は頷いたが、
「顔が真っ青じゃん。大丈夫じゃないだろ?1人なの?」
私が頷くと、男の人は私の脇に肩を入れた。
「お…君…背が高いな…170はあるな…」
この男の人も背が高かった。
「家、どこ?近いの?」
私は首を振ることしか出来なかった。
彼は私を障害者用トイレに連れて入った。
「大丈夫?」
彼は背中を摩ってくれていた。
暫く私は意識が遠のいていた。
彼に支えられながら時々嘔吐していたようなことをなんとなく覚えている。
ドンドンドン
誰かがドアをノックしている。
彼は私を支えながらドアを開けると、何人かの人がトイレの外で騒いでいた。
ハンカチで口を押さえながら私がトイレから出ると、何故かそのまま何人かの人に抱えられながら駅長室に連れていかれ、彼は何か説明していた。
ペットボトルに入った水を渡され、飲むように促されたが飲めなかった。
警官が来てこの男の人の事を色々聞かれた。
少し落ち着いた私は
「電車で気分が悪くなって、電車を降りて…とっても気分が悪くて…立ち上がれなくて、この人がトイレまで連れて行ってくれて…背中を摩ってくれて…気持ち悪くて…なかなか治らなくて…」
男性と女の子が障害者用トイレに入って出てなかなか出て来なかったので犯罪が起きていると思われたらしい。
私が施設の子だと分かると、警察官は施設までパトカーで送ってくれたのだった。
助けて貰ったのにお礼も言えなかった。
警察官にお礼を言いたいと言ったが男の人の連絡先は教えて貰えなかった。