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POISON 〜プワゾン…毒
第3章 アリサでいる事
「アリサちゃん!大丈夫?」
キララは先に帰っていて、戸惑っていた。

「うん。大丈夫。いつもの発作だったの。」

「そうなの?可哀想なアリサちゃん。カイト君のとこには行けたの?」
私は頷いた。
カイトとセックスをした事は言わなかった。でもスマホを貰った事を言うと、羨ましがられた。

「キララが高校生になったら、私が買ってあげる。頑張ってお金を稼ぐから。」

「わぁー、アリサちゃんありがとう。でも無理しないでね。見せて。どんなのを貰ったの?」

私はキララにスマホを渡した。

「時々貸してあげるね。」

「うん。ありがとう。」
キララは私に抱き付いた。

「ねぇ、施設長にモデルの事言った?」

「あ…そうだった。明日言ってみる。」

「うん。うまくいくといいね。」

「おやすみ。キララ。」

「また、明日。」

高校生になり私は一人部屋になったのだ。
ベッドに横になり、カイトに貰ったスマホの電源を入れると、夢中で操作をはじめた。

カイトは怖かったけど、スマホをくれたし…
いつもは優しし、きっと初めてだからあんな怖い顔になっていたのかも。

あの恐ろしいおじさんとは違う…

カイトはカイトなんだから…

私は自分に言い聞かせた。






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