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POISON 〜プワゾン…毒
第3章 アリサでいる事
私は朝食が終わると施設長のところにいき、モデル事務所の人と出会った事を話した。
施設長は怪訝な顔をしていたが、他の職員が話しを聞くだけでもいいじゃないかと助言をしてくれたのだ。

「じゃ、後で連絡してみます。」

どんな事になるかは分からないけど、チャンスかも知れない。
いつもモヤモヤとしたここの生活から抜け出せるかも知れない。

私は、学校に向かった。
まだ高校生活は始まったばかりで、施設の近くの偏差値の高い公立の進学高校に入学した。
モデルの仕事は許されないかもしれないが、施設の子という事で特別に許して貰えるかも知れない。

私は学校に着き、新しく友達になった子たちとライン交換をした。
昨日まで学校に馴染める気がしなかったが、これで馴染めると思い嬉しかった。

授業の進み方は早く、なかなか大変だったが、スマホでいろんな事を調べられるし、友達にも聞ける。
カイトに感謝していた。カイトとのセックスは少し怖くて嫌だと思ったが、スマホ代まで払って貰える。モデルで稼ぐ事が出来たら自分でスマホ代も払うようになれば…拒否をしてもよくなる…
そう思ったのだ。

私が施設に戻ると、昨日会ったモデル事務所の人がいた。
施設長と話しをしていて、怪しい事務所では無いという事でOKが出た。

私はモデル事務所の人に
「よろしくお願いします。」
とお辞儀をした。

もちろんいくつかの約束事を守るという約束で…



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