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POISON 〜プワゾン…毒
第3章 アリサでいる事
火曜日に神崎さんと施設長は話しをしたらしい。
どんな話しをしたのかは私は分からなかったが、私に荷物まとめるように施設長は言った。
荷物をまとめると言っても全部持つのではなく、学校の物、日用品、着替え等だ。
ダンボールにポンポンと投げ入れていくと、
「アリサ、あの…これ…あなたの預かっていた荷物。」
私は施設長から受け取ると、身に覚えのある香水の瓶もその中に入っていた。
「ママの…だわ。」
香水には【poison】と書かれていた。
「プワゾン…毒…」
私は瓶の蓋を開けると、懐かしいママの香りがした。
ママ、私…頑張るから…
私は私を犯した男への恨みは消えてはいなかった。
いつか絶対探し出して地獄へ落としてやろうと思っていた。
今もたまにあの時のことがフラッシュバックをし、私を苦しめているからだ。
私を犯し、ママを死に追いやった男…
私は震えが止まらなくなっていた。
「アリサ…アリサ?準備は…?アリサ?」
神崎さんが私の片付けの様子を見に部屋に来ても私はフラッシュバックしていて震えていた。
「アリサ…大丈夫?アリサ。」
神崎さんは私を強く抱き締めた。
「アリサ、大丈夫だから…大丈夫。僕が守るから。だから。大丈夫。」
私は徐々に平静を取り戻した。
「あ、す…すみません。ありがとうございます。大丈夫。大丈夫です。」
私の手はまだ震えていたが、神崎さんが荷物まとめを手伝ってくれたので、なんとかまとめられた。
どんな話しをしたのかは私は分からなかったが、私に荷物まとめるように施設長は言った。
荷物をまとめると言っても全部持つのではなく、学校の物、日用品、着替え等だ。
ダンボールにポンポンと投げ入れていくと、
「アリサ、あの…これ…あなたの預かっていた荷物。」
私は施設長から受け取ると、身に覚えのある香水の瓶もその中に入っていた。
「ママの…だわ。」
香水には【poison】と書かれていた。
「プワゾン…毒…」
私は瓶の蓋を開けると、懐かしいママの香りがした。
ママ、私…頑張るから…
私は私を犯した男への恨みは消えてはいなかった。
いつか絶対探し出して地獄へ落としてやろうと思っていた。
今もたまにあの時のことがフラッシュバックをし、私を苦しめているからだ。
私を犯し、ママを死に追いやった男…
私は震えが止まらなくなっていた。
「アリサ…アリサ?準備は…?アリサ?」
神崎さんが私の片付けの様子を見に部屋に来ても私はフラッシュバックしていて震えていた。
「アリサ…大丈夫?アリサ。」
神崎さんは私を強く抱き締めた。
「アリサ、大丈夫だから…大丈夫。僕が守るから。だから。大丈夫。」
私は徐々に平静を取り戻した。
「あ、す…すみません。ありがとうございます。大丈夫。大丈夫です。」
私の手はまだ震えていたが、神崎さんが荷物まとめを手伝ってくれたので、なんとかまとめられた。