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POISON 〜プワゾン…毒
第4章 サクラになる

YK'zの評価は良かった。
私の強い目力と堂々とした歩きは評価され、ランウェイを歩く姿は輝いていたと言われた。
この数秒の発表のためにどれだけ人の手が掛かっていたのかと思うと、頑張れずにはいられなかったし、本当は神崎さんが応援してくれ、喜んでくれると思うと力を発揮できたのだ。
打ち上げパーティーが終わり、私は神崎さんよりも先にホテルに戻り、バスタブに湯を入れて浸っていたが、まだ高揚感は残っていた。
ここまでくるのは大変だったけど、頑張って良かったと思えた。
私はバスから出て、バスローブを羽織り夜景を眺めていた。
明日の夜にはここを発ち、日本ですぐにショーパーティーがある。
まだまだこれからだ。
夜景を眺めているガラスに人影が映り、振り返ると少し酔った神崎さんがいた。
私は神崎さんに近寄り、
「お帰りなさい。あ、こんな格好でごめんなさい。」
と言うと、格好は気にならなかったようで、
「今日のアリサは最高だった。強引にアリサを起用して良かったよ。ありがとう。」
と言った。
私は首を振りながら、
「私こそこんなとこに連れてきて貰えて…ありがとうございます。
」
「アリサのモデルとしてのオーラが半端なかったよ。凄い反響だったよ。アリサも服も。」
神崎さんは私を抱き締めた。お酒の匂いがした。
「神崎さん、疲れてない?休んだ方が…」
神崎さんは、私にキスをした。
勿論唇に。
私の胸の鼓動はけたたましく鳴りはじめ、胸から心臓が飛び出てしまうかと思うくらいだった。
神崎さんは私から唇を離すと、
「少し話そうよ。」
と言うと、ヒョイと私を抱き上げ、神崎さんの部屋へと運んだ。
「アリサは、こんなに軽いんだな…知らなかったよ。」
「あ、でもちゃんと食事はしてるよ?」
「うん。知ってる。食事をちゃんとしてくれていて僕は嬉しかったよ。」
「普通に食べていただけなのに。」
神崎さんは私をベッドに寝かせ、自分も隣に寝転んだ。
私の強い目力と堂々とした歩きは評価され、ランウェイを歩く姿は輝いていたと言われた。
この数秒の発表のためにどれだけ人の手が掛かっていたのかと思うと、頑張れずにはいられなかったし、本当は神崎さんが応援してくれ、喜んでくれると思うと力を発揮できたのだ。
打ち上げパーティーが終わり、私は神崎さんよりも先にホテルに戻り、バスタブに湯を入れて浸っていたが、まだ高揚感は残っていた。
ここまでくるのは大変だったけど、頑張って良かったと思えた。
私はバスから出て、バスローブを羽織り夜景を眺めていた。
明日の夜にはここを発ち、日本ですぐにショーパーティーがある。
まだまだこれからだ。
夜景を眺めているガラスに人影が映り、振り返ると少し酔った神崎さんがいた。
私は神崎さんに近寄り、
「お帰りなさい。あ、こんな格好でごめんなさい。」
と言うと、格好は気にならなかったようで、
「今日のアリサは最高だった。強引にアリサを起用して良かったよ。ありがとう。」
と言った。
私は首を振りながら、
「私こそこんなとこに連れてきて貰えて…ありがとうございます。
」
「アリサのモデルとしてのオーラが半端なかったよ。凄い反響だったよ。アリサも服も。」
神崎さんは私を抱き締めた。お酒の匂いがした。
「神崎さん、疲れてない?休んだ方が…」
神崎さんは、私にキスをした。
勿論唇に。
私の胸の鼓動はけたたましく鳴りはじめ、胸から心臓が飛び出てしまうかと思うくらいだった。
神崎さんは私から唇を離すと、
「少し話そうよ。」
と言うと、ヒョイと私を抱き上げ、神崎さんの部屋へと運んだ。
「アリサは、こんなに軽いんだな…知らなかったよ。」
「あ、でもちゃんと食事はしてるよ?」
「うん。知ってる。食事をちゃんとしてくれていて僕は嬉しかったよ。」
「普通に食べていただけなのに。」
神崎さんは私をベッドに寝かせ、自分も隣に寝転んだ。

