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POISON 〜プワゾン…毒
第4章 サクラになる
日本に帰る飛行機の座席は神崎さんとは別だった。
お腹にすこし違和感があり機内のトイレに入ると、出血していた。

「お腹が傷ついたのかな?それとも生理?」
私はいつ生理がきてもいいようにナプキンを持ち歩いていたので、使用した。

ああ…お腹痛いなぁ…

私は持ち歩いている鎮痛剤を飲んだ。
そして日本に到着するまで眠っていた。


日本に到着すると、私は施設に戻った。
みんなにお土産を買っていて、それを渡したかった。

アメリカ発祥のキャラクターや映画グッズ
チョコレートなど買っていて、夕食の時にみんなに渡すと、とても喜んでくれた。
何にもない時にプレゼントなんて貰えない子たちは、お土産をとても楽しみにしてくれるのだった。

私はもう一人立ちできる…そう判断され、施設から出なくてはならなくなってしまい、寂しかった…が、一つ前に進めたようで嬉しかった。

私は、ショーが終わってひと段落ついてからここを出ようと思っていたが、この施設も満員でほぼ使われていない一人部屋が空けば、この部屋には他の子が入ってこれる。
この一人部屋に入るのを心待ちしている子が何人もいるのだ。

小学5年生の時にここに来て丸8年…
私はここを去ることにした。


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