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POISON 〜プワゾン…毒
第4章 サクラになる
少し疲れたので、トイレに行こうとすると、会場の外の廊下でさっきの男がいた。

「サクラっていうのか…私の好きだった女性に似てるな…」
男は私に近付き、
「この香りは…プワゾン?」

「は…はい。そうです。」
この変な初老の男に答えた。

「私の好きな香りだ…そして私の愛した女に似てる…彼女は二十代だったけど…サクラ、君はいくつだ?」

「17歳です。もうすぐ18歳で…」

「そうか…今夜は私のところに来なさい。分かった?」

「え?」

「可愛がってあげるから。君ならたくさん可愛がってあげるよ。」

「い…いえ…行けません。」
社長だかなんだか知らないけど、ボケてるのかな?

「遠慮しなくていいんだよ。」

「遠慮じゃないです。行きません。嫌です。」

「社長の私が言ってるんだよ?断るってどういうことか、分かる?」

「え?わ…分かりません。」

男は私に近付き、頬を撫でた。
全身に鳥肌が立った。

あの…見たことがある目…
母親の男が私に乱暴する前の目だった。

私は恐ろしくてその場に立ち竦んでしまった。
すると、男は顔を近付け、舌を出し私の口の中に入れた。

「う…ぐっ…んっ!」
私は男を思い切り突き飛ばした。

「な!何を!お前!わ…私を!」

「辞めて下さい。私に触らないで!」
私は震えてしまっていた。

男は立ち上がり
「私のところに来るか、モデル界を追放か…」

そう言うと、会場に戻って行った。


私は震えが止まらなかった。

あの人は…

「ヨシヒコ…おじさん…神崎義彦…呪うくらい憎い人。」


どうして…こんな…

復讐する男がこんな身近にいたとは…
社長で、神崎さんの父親だなんて…


以前と変わらずに酷い男だった。



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