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POISON 〜プワゾン…毒
第4章 サクラになる

海辺に建つお洒落な家に着いた。
「ここだよ。どうだ?素敵だろ?私がデザインしたんだ。」
神崎は私の腕を掴み車から降ろした。
私はなかなか足が動かなかった。
この男に何をされるか分からないからだ。
引きずられるように家に連れて行かれたのだ。
玄関を入ると大きなシャンデリアが吹き抜けの天井からぶら下がっていて、キラキラと輝いていた。
「す…すみません…ト…トイレは…」
「あ、トイレ?階段の左の二つ目のドアだよ。」
神崎は、柔らかい声で言った。
私はトイレに入ると、神崎さんに助けを求め電話をいれた。
しかし、なかなか出なかった。
〈社長に、海辺の別荘に連れて来られた。助けて!お願い。はやく。〉
ラインに打ち込み、トイレから出た。
「サクラ?出た?こっちにおいで。美味しくて有名なお菓子を買ってきたから。」
神崎が呼んだ。
リビングに行くと洋菓子とお茶がテーブルに置かれていた。
神崎は優しい笑顔で、私に洋菓子を勧めた。
私はモデルなのに、洋菓子を勧めるなんて…モデル契約をするならそういうところは気遣うでしょ。
と思いながら、一口食べた。
美味しい…確かに綺麗で美味しいお菓子だ。
「すみません。美味しいんですけど、私…来週ショーがあるので…あまり食べれないんです。」
「ああ、そうか。悪かったね。じゃあ、お茶でも。このお茶はハリウッド女優の間で有名なお茶なんだ。なかなか手に入らないんだが、この間貰って…会社の子たちに分けてあげたら喜んでいたよ。」
私はお茶を一口飲んだ。
確かに美味しい。香りも紅茶とは少し違ったがいい香り。そしてなんだか綺麗になれる気もするような後味だ。
私はチラッとスマホを見ると神崎さんへのラインは既読になっていた。
助けに来てくれる…
そう思うと、来てくれるまでなんとか頑張ろうと思った。
「ここだよ。どうだ?素敵だろ?私がデザインしたんだ。」
神崎は私の腕を掴み車から降ろした。
私はなかなか足が動かなかった。
この男に何をされるか分からないからだ。
引きずられるように家に連れて行かれたのだ。
玄関を入ると大きなシャンデリアが吹き抜けの天井からぶら下がっていて、キラキラと輝いていた。
「す…すみません…ト…トイレは…」
「あ、トイレ?階段の左の二つ目のドアだよ。」
神崎は、柔らかい声で言った。
私はトイレに入ると、神崎さんに助けを求め電話をいれた。
しかし、なかなか出なかった。
〈社長に、海辺の別荘に連れて来られた。助けて!お願い。はやく。〉
ラインに打ち込み、トイレから出た。
「サクラ?出た?こっちにおいで。美味しくて有名なお菓子を買ってきたから。」
神崎が呼んだ。
リビングに行くと洋菓子とお茶がテーブルに置かれていた。
神崎は優しい笑顔で、私に洋菓子を勧めた。
私はモデルなのに、洋菓子を勧めるなんて…モデル契約をするならそういうところは気遣うでしょ。
と思いながら、一口食べた。
美味しい…確かに綺麗で美味しいお菓子だ。
「すみません。美味しいんですけど、私…来週ショーがあるので…あまり食べれないんです。」
「ああ、そうか。悪かったね。じゃあ、お茶でも。このお茶はハリウッド女優の間で有名なお茶なんだ。なかなか手に入らないんだが、この間貰って…会社の子たちに分けてあげたら喜んでいたよ。」
私はお茶を一口飲んだ。
確かに美味しい。香りも紅茶とは少し違ったがいい香り。そしてなんだか綺麗になれる気もするような後味だ。
私はチラッとスマホを見ると神崎さんへのラインは既読になっていた。
助けに来てくれる…
そう思うと、来てくれるまでなんとか頑張ろうと思った。

